Amazonフレックスでアマゾンの配達員になる方法、労働時間や月収はいくら?

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配達

ランチやディナーをデリバリーする仕事「Uber Eats(ウーバーイーツ)」の配達パートナーが話題になっていますが、個人事業主として配達の仕事に携わる仕組みを、Amazonも提供しています。

Amazonフレックスでは、働く時間を自分で自由に決めることができ、配達の仕事を通じて報酬を受け取ることもできます。

ただし、Uber Eatsと違って申込みのハードルは若干上がります。

Amazon Flexで働くには、軽貨物車を所有していることが条件です。(リースでもOK)

すでに配送の仕事に従事している個人事業主であれば、新しい取引先としてAmazonフレックスを選択するメリットは大いにあると思います。

また、配送業を営んでいない方でも、軽貨物車を所有していれば、指定窓口で「黒色のナンバー」を取得するだけで、Amazonの配達員になることが可能です。(繰り返しますが、車はリースでもOKです)

この記事では、Amazonフレックスの働き方や月収いくらぐらい稼げるか?などをわかりやすくまとめます。

Amazonで注文された商品の配送業務を請け負う

マップアプリ

Amazonフレックスは、ネット通販大手のAmazonで注文された商品の配送業務を、私たち個人が請け負う仕組みです。

Amazonの配送センターで商品を受け取り、各家庭へと届ける仕事です。

現在は、通常のAmazon商品の配送と、Prime Now(最短2時間以内に商品を届けるサービス)の2つの仕事が請負対象です。

いずれも、配送センターで受け取った商品を各家庭へ配送する点では同じです。

しかし、通常のAmazon商品の配送は、1ブロック4時間~12時間程度。Prime Nowは1ブロック2時間~3時間程度と、労働時間の単位に違いがあります。

ブロックについては後ほど詳しく解説します。

配達先までのルートは、Amazonフレックスの専用アプリで確認できるので安心です。

Googleマップなどの案内を見ながら車を運転できるスキルがあれば、問題なく仕事をこなせるはずです。

月収は40万円程度

給与袋

Amazonフレックスの公式サイトでは、週50時間の労働で月収40~43万円程度が可能と案内しています。

Amazonフレックスの公式サイト

週50時間ということは、週5日(週休2日)、1日10時間の労働がモデルケースになると考えられます。

報酬の計算方法は以下の通りです。

  • 最低2時間から、1ブロック単位での労働枠
  • 1ブロックあたりの報酬単価が決まっている
  • 単価は地域によって異なる(例:関東 1ブロック2時間4,000円、愛知 1ブロック2時間3,750円)

※報酬は税込み
※記事執筆時点(2019年7月22日)におけるAmazonフレックス公式サイトの情報を参照
※報酬額は今後変更となる可能性もあります

つまり、関東で1日10時間(1ブロック2時間の労働枠を5ブロック分)働いた場合の日給は2万円となります。

仮に1ヶ月20日勤務すれば、日給2万円 ✕ 20日 = 月収40万円となり、Amazonフレックスの公式サイトに記載されているモデル報酬に合致します。

もちろん、労働時間や勤務日数をさらに増やせば、より多くの報酬を得ることも可能です。

将来的には、週48時間以上の労働を条件としたフルタイム勤務「Amazon Flex PRO」もリリース予定とのことです。

Amazonの配送員として本格的に働きたいと考えている方は、Amazon Flex PROでの労働を見据えて、まずは裁量労働制のAmazon Flexからはじめることをおすすめします。

Amazon Flex 公式サイトはこちら

ガソリン代などは自己負担

ガソリンの給油

Amazonフレックスは、Amazonに直接雇用される仕組みではありません。私たちは個人事業主となり、Amazonとパートナー関係を築いて配送業務を請け負います。

この仕組みはUber Eats(ウーバーイーツ)と同じです。

Amazonは私たちに仕事を提供してくれますが、私たちは個人事業主として、自己責任の元で業務を遂行しなくてはなりません。

つまり、労働中に事故を起こしてしまった場合でも、Amazonは責任を負ってくれません。

また、配送業務に必要なガソリン代や車の車検代等、必要な費用はすべて自己負担です。

先ほど、Amazonフレックスで働けば月収40万円稼げるとお伝えしましたが、正確には左記の金額から必要経費を引いた金額が私たちの利益となります。

運送業の経費はどれくらいかかる?

私自身、運送業を営んだことがないので明確には答えられませんが、ネットの情報を元に必要経費をシミュレーションしてみました。

ガソリン代
月額3万円程度。
自動車保険
月額2万円程度。
駐車場代
月額2万円程度(地域によって異なる)
オイル交換
6ヶ月に1回で6,000円程度。月額換算で1,000円程度。
軽貨物車をリースする場合
レンタル料は月額3万円程度。

合計:月額71,000円程度。車両をリースした場合は101,000円程度。

上記のように試算すると、利益に相当する月収は30万円くらいになりそうです。

もちろんここから、所得税や住民税などの各種税金を支払う必要がありますので、実質的な手取り月収はもう少し少なくなります。

勤務時間が自由に選べる

カレンダー

Amazonフレックスの最大のメリットは、労働時間を自分で決められることです。

あくまでもフリーランス(個人事業主)として業務を請け負うため、Amazonフレックスの登録条件さえ満たしていれば、副業として空いた時間を有効活用したり、土日だけ働くこともできます

労働時間は最低2時間、最長は無制限です。(個人事業主に労働時間の制限はないため、体力の続く限り何時間でも働けます)

最近では、Amazonフレックスの他にも、「ハコベル」「PickGo」のような裁量労働制の配送請負サービスが登場しています。

これらの複数のサービスを組み合わせながら、自分の収入が最大化されるよう働くのが効果的です。

Amazon Flexの登録条件は?

スマホを操作する男性

登録条件は以下の通りです。

  • 20歳以上
  • 普通⾃動⾞免許とスマホを持っている(専用のスマホアプリで業務を行うため)
  • 貨物軽自動車運送業の届出をしている軽バンを保有している(リース・レンタル可)

※この他、任意保険証券(対物1億円以上、対⼈無制限)、就労資格確認・本人確認書類が必要

この仕事を始めるにあたって、Amazonと提携しているパートナー企業から、車両のリース・レンタルを受けることも可能です。詳細は公式サイトにてご確認ください。

登録申し込みは簡単です。

Amazon Flexの公式サイトからアプリをダウンロードし、スマホから申し込めます。

※現在は一部地域でのみの募集となります。

Amazonフレックス 公式サイトはこちら

▼Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーとして働く

▼Amazonにビジネス専用アカウントが登場

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
26歳の時に右も左もわからない状態で個人事業主になりました。2年後、株式会社クートンを設立し、現在10期目です。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「1億人の投資術」でも記事を書いています。

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