ネット銀行の法人口座で外貨預金手数料が最も安いのは?

外貨預金

会社で生まれた余剰資金を定期預金に回している経営者の方も多いと思いますが、法人口座でも外貨預金ができることをご存知でしょうか。

外貨預金は元本保証ではないものの、定期預金よりも金利が高く、資産を世界の通貨に分散させることができます。

今後、インフレが起こり円の価値が目減りする可能性も十分考えられるので、海外に事業を展開していない会社でも一定の海外資産は持っておいた方が良いと思います。

ネット銀行の外貨預金は金利だけでなく手数料において他の銀行よりも優位性があります。

法人部門の営業から「外貨預金キャンペーンをやっているので」とおすすめされることもあると思いますが、ネット銀行であれば手数料を半額以下にすることもできます

外貨預金は、為替手数料が運用結果に大きく影響するのでコストは低ければ低いほど良いです。

「小さくしたコストの分だけ利益は増える。」

ということで、今回はネット銀行の外貨預金手数料を比較してみたいと思います。

ネット銀行法人口座の外貨預金手数料は安い

為替手数料

外貨預金ができるネット銀行法人口座3社と三井住友銀行の為替手数料を比較してみます。

大手銀行だとその他に、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行がありますが、いずれも為替手数料は横並びです。

銀行名 米ドル ユーロ 英ポンド 豪ドル 南アランド
ジャパンネット銀行 5銭 14銭 30銭 30銭 15銭
楽天銀行 100銭 150銭 400銭 200銭 150銭
住信SBIネット銀行 15銭 15銭 40銭 30銭 15銭
三井住友銀行 100銭 140銭 400銭 250銭 取扱なし

※いずれも片道手数料です。

ジャパンネット銀行が外貨預金を取扱始めたのは最近で、ネット銀行の中では後発です。しかしその分、手数料や金利には力を入れており、圧倒的な低コスト・高金利で他社をリードしています。また、住信SBIネット銀行もジャパンネット銀行と同じくらい為替コストが低いです。

楽天銀行は完全に論外のレベルです。。。

銀行大手の三井住友銀行と比較した場合、ジャパンネット銀行なら20分の1のコストで運用できます。(米ドル預金の場合)

例えば、1ドル=100円の時に500万円の外貨預金をすると5万通貨(5万米ドル)を預金することになるので、三井住友の場合は為替手数料が5万円必要です。一方で、ジャパンネット銀行であれば2,500円で済みます。

この手数料は片道なので「円 → 米ドル → 円に戻す」という往復で考えると、三井住友で10万円、ジャパンネット銀行で5,000円となり、トータル95,000円も手数料に差がつく計算となります。

外貨定期預金ならより有利な金利で運用できる

収入アップ

ネット銀行の外貨預金は手数料は安く、そして金利は高めに設定されています。

中には「外貨定期預金」という選択肢もあり、こちらは円定期預金と同じで満期が長くなるほど高金利で運用できる商品です。

ジャパンネット銀行のような低コストの外貨預金が登場しているとは言え、まだまだ外貨預金の為替コストは高いです。外貨預金を上手く利用する方法としては「短期の運用を避けてできる限り長期保有する」ことにあります。

長期で運用することで金利収入が拡大するため、為替コストの比率は相対的に下がることになります。

ジャパンネット銀行では外貨定期預金は最長でも1年、住信SBIネット銀行は最長3年となっています。外貨定期預金の為替手数料を考えると最低でも1年以上は運用したいので、普通預金よりも定期預金を選択する方がメリットは大きいです。

外貨定期預金は満期が到来すると、自動的に外貨普通預金に振り返られます。満期が来た時に為替相場が思わしくなければ、そのまま継続して普通預金で運用し円通貨に戻すタイミングを図ることができます。

受取利息と為替差益ともに総合課税

税金

外貨預金は利益が発生するタイミングが2つあります。よって、それぞれのタイミングで税金がかかります。

法人の場合はいずれも「総合課税」となっています。

利子所得
外貨預金で得た利息に対して税金がかかります。個人で運用するケースと同じく、所得税と住民税が差し引かれて支払われます。仕訳は円預金と同じく、受取利息として営業外収益で良いと思います。

為替差損益
外貨から円貨に戻した際、為替相場の影響で為替差益(または損失)が出ます。この場合も同様に営業外収益(または費用)に計上し、総合課税されます。調べてみたところ、金額が大きい場合は特別損益として計上することもあるようです。

外貨預金はペイオフの対象にはならない

考え中

注意しておきたいのは、外貨預金はペイオフの対象ではないという点です。

ペイオフ(預金保険制度)では、もし銀行が破綻してしまっても、円普通預金・円定期預金を合わせて1,000万円までを預金保険機構が保障してくれるというもの。しかしこれは、外貨預金は対象外となっています。

法人の場合、運用する金額も大きくなりがちなので、外貨預金に大きな金額を預けていて、もし銀行が破綻してしまうと、損失は非常に大きいです。

ネット銀行は自己資本比率も安定しているので破綻のリスクは小さいと思いますが、万が一のダメージが大きいということを頭に入れた上で、外貨預金での運用を検討することをおすすめします。

法人口座をもっと比較する

「いいね」でビジネスに役立つ情報をお届けします

購読
RSSで購読
feedlyで購読
法人口座開設ができるネット銀行一覧