【経費削減】タイムズのカーシェアリング活用で車両費を減らす
執筆者:川原裕也 更新:
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自社で自動車を所有する時代は終わりつつあります。
社用車を購入して節税できるという意見もあります。しかしシンプルに考えると利益を生まない資産をバランスシートに載せることは得策ではありません。
また、社用車には節税以上の「維持費」がかかるので、車に乗って移動することが少ないのであれば、自社で車を買うよりもカーシェアリングを活用した方が経費削減になります。
持たない経営が注目されている時代は、「節税」という甘い言葉に乗らず不必要なものは持たないほうがよいというのが私の考えです。
目次
社用車を買うと維持費がかかる
社用車を購入すると、車の購入資金が必要となるのはもちろんですが、それ以上に維持費がかかります。
ランニングコストは業績がよいときには気になりませんが、業績が悪化すると削ることが難しい費用負担になってしまいます。
ガソリン代
利用頻度にもよりますがガソリン価格は昔よりも高くなっています。
駐車場代
地方であれば気になりませんが、都会は駐車場代も非常に高いです。
保険料
自動車保険も少なくない出費です。
各種税金
自動車税、重量税などがかかります。また、車検代も税金の一つと考えてよいと思います。
利用頻度や車種によっても変わってきますが、普通車の維持費は年間20万円~かかると言われています。
車の維持費に毎年20万円を支払うくらいなら社員に臨時ボーナスを毎年出したり、最新のITツールを導入するほうがROI(投資リターン)は大きくなります。
稼いだお金をより投資リターンの大きくなるものに使うことが上手な経営の法則であり、利益を生まない車の維持費に毎年20万円を使う必要性は、改めて考え直す必要があります。
もちろん、維持費だけでなく車の購入費も維持費の10倍以上かかってしまいます。
法人用のカーシェアリングなら維持費0円
私は事業をする上で車に乗る機会が少ないので、タイムズのカーシェアリングサービス「タイムズカーシェア」を活用しています。
タイムズカーシェアは圧倒的なシェアを誇っており、全国で利用できるサービスです。
すべてコミコミで15分220円(税込)(1時間換算すると880円・税込)~で、どんな場所からでも乗ることができます。
支払いは毎月まとめて登録したクレジットカードからの引き落としとなります。
個人用と法人用の違い
個人事業主の方は個人向けのタイムズカーシェアが使えます。法人会員との違いは以下の通りです。
個人会員
カード発行料金:1,650円(入会時のみ)
月額基本料:880円 / 月
※月額基本料の880円はその月の利用料に充当できます。つまり、月額基本料がかかる代わりに、毎月1時間は無料で使えるということです。
法人会員
カード発行料金:660円(入会時のみ)/1枚あたり
月額基本料:0円
社員の利用分も会社がまとめて引き落とし。「誰がいつどれくらい使ったか」がわかるので、社用車の不正利用防止にも役立つ。
※料金は税込です。
個人会員は月額基本料がかかるものの、その料金はその月の利用料に使えるので、実質無料です。
一方で法人会員には無料枠がありませんが月額基本料がかかりません。つまり、タイムズカーシェアをまったく使わなくても一切費用はかからず、乗ったぶんだけ課金される仕組みです。
すべてコミコミで15分220円
利用料は15分220円(税込)の時間借りです。
移動距離が多くても料金は変わらず一律なので、計算しやすいです。
また、利用前の予約時間よりも返却予定が早まった場合も、利用分のみが課金されます。
つまり、3時間レンタルする予定で借りたが、打ち合わせが早く終わり1時間で返却できたら、1時間分の利用料のみを支払います。
- 車両の購入費:0円
- 駐車場代:0円
- 保険料:0円
- 税金:0円
- 車検代:0円
必要なのは15分220円(税込)の利用料だけ。
また、利用料が少し上がりますがBMWなどの高級車が利用できるタイムズ駐車場もあります。
いつでもキャンセル可能
予約はパソコンやスマホからいつでも行なえます。
予約開始時刻の1分前までいつでもキャンセルできます。
ガソリン給油と洗車で値引き
タイムズカーシェアの面白いところは、ガソリン給油と洗車は利用者の善意によって成り立っているという仕組みです。
ガソリンが半分以下になっているときに、給油をすると利用料金が30分(400円相当)値引きされます。給油は借りた車の社内にあるカードを使って支払うので、ガソリン代の負担はありません。
同じく、洗車をした場合も30分(400円相当)の値引きになります。こちらも上記のカードを使うため、洗車の費用は支払う必要なしです。
都会の経営者ほど有利な理由
実は、タイムズカーシェアは都会で事業を展開している人ほどメリットが大きいです。
その理由は以下の表を見るとわかります。
利用場所 | 都会 | 田舎 |
---|---|---|
駐車場代(土地代) | 高い | 安い |
カーシェア設置エリア数 | 多い | 少ない |
カーシェア利用料 | 同じ | 同じ |
都会であるほど駐車場代は高くなるので、車の維持費用もかさみます。
しかし、タイムズカーシェアは全国どこでも一律の料金なので、都会でも田舎でも15分220円(税込)という値段は同じです。
また、タイムズカーシェアはタイムズ駐車場内にある、カーシェア用のエリアに設置されています。
都会になるほどタイムズ駐車場の数も多いので、事務所の近くからいつでも自動車をレンタルすることができるのです。
利用頻度が少ないのであれば、地方・田舎で事業を展開している人でも、十分タイムズカーシェアの導入メリットがあると思います。
一方で、都会で事業をしている多くの人にとっては、タイムズカーシェアはコスト削減の重要なツールになります。
乗り捨てはできないの?
カーシェアリングのよくある質問として「乗り捨てはできないのか?」というものがあります。
たとえば、自宅近くのタイムズでカーシェアリングして、事務所まで車通勤し、帰りは電車で帰るというような片道利用ができれば、とても便利ですよね。
現時点ではタイムズカーシェアの片道利用は、対象ステーションのみで可能です。また選択したステーション以外への乗り捨てはできません。
乗り捨ての料金は、
- ベーシック:3,300円/回
- ミドル:3,850円/回
- プレミアム:4,400円/回
となっています。
将来的にカーシェアリングの片道利用ができるようになれば、利便性はさらに高まります。
また最近では空港から特定のタイムズカーステーションまでを片道利用できる「ワンウェイ(乗り捨て)」も実現しています(※タイムズカーレンタル)。
タイムズの駐車場が無料で利用できるの?
これもよくある質問ですが、残念ながらタイムズの駐車場は有料となります。
タイムズカーシェアを使っているからといって、タイムズの駐車場を使わなければならないわけではありません。
レンタル中はどの駐車場にでも車を停められます。
逆に、タイムズの駐車場に停めたからとって、駐車場の利用料が値引きされるようなメリットはなく通常料金です。
ただし、タイムズ駐車場なら、タイムズカーシェアの会員カードで、キャッシュレスで駐車場料金の支払いができるという利点はあります。
レンタカーとは何が違うのか
タイムズカーシェア(カーシェアリング)とタイムズレンタカーの大きな違いは、「15分刻みの時間借りができるかどうか」です。
カーシェアリングであれば、少し出かけてすぐに帰ってくるといった短い時間のカーレンタルができます。また、これから急ぎで出かける必要があり、「10分後に車を借りたい」というときも、カーシェアリングが役立ちます。
タイムズカーシェアのもう一つの利点として、設置エリアが多いこともあげられます。(ステーション検索はこちら)
先ほども述べましたが、タイムズカーシェアはタイムズ駐車場内に設置されているので、全国の至る所からいつでも自動車を借りることができます。レンタカーは店舗まで足を運ぶのに時間がかかります。
デメリットは利用者が増えていること
タイムズカーシェアにもデメリットはあります。
それは、あまりに便利すぎて最近利用者が増えていることです。
利用者が多いので、借りたいと思ったタイミングで近くのタイムズ駐車場にカーシェアリング用の空き車両がなく、車を確保できないことがあります。
特に平日の日中は、オフィス街でのタイムズカーシェアの利用率が高く、空いていないこともしばしば。。。事前に予約を入れておけば問題なく借りられるのですが、急な利用だとちょっと不便です。
この場合は、「少し遠いタイムズ駐車場まで歩く」、「タクシーを利用する」の2つの解決方法があります。
タイムズ駐車場の数は全国でもダントツNo.1なので、近くの駐車場に空きがなくても、少し歩けばすぐに空き車両のある駐車場に行くことができます。
もちろん、カーシェア用の空き車両はスマホやパソコンでリアルタイムでチェックできるので安心です。
もう一つの方法は、タクシーを使うことです。どうしてもカーシェア用の車が確保できなかったら、タクシーを使えばよいのです。
タクシーは確かに高い乗り物ですが、少し使った程度で社用車の維持費を上回る心配はありません。
私はカーシェアリングとタクシーの使い分けで、今のところ不便なく移動できています。
新しい交通手段として活用できる
私がタイムズカーシェアを使うのは、自社で社用車を持つよりもコストダウンできるという理由です。
しかし、タイムズカーシェアの利用者はほかにも下記のような使い方をしているようです。
・社用車、営業車はすでに持っているけど、繁忙期で一時的に車が足りないときにタイムズカーシェアを使っている
・大切な打ち合わせで遅刻できないので、渋滞を避けるために電車で移動。しかし駅から打ち合わせ場所は遠いので、最寄り駅からはカーシェアリングを使って打ち合わせ先へ
タイムズの法人会員は月額利用料が0円で使った分だけ課金されるので、新しい交通手段のひとつとして、持っておいて損することがありません。
事前のキャンセルでも安心。予定より早い返却でも使ったぶんだけが請求される顧客目線のサービスは、画期的だと思います。
なぜタイムズがこのような便利過ぎるサービスを提供できるのか、その理由はタイムズが時間貸し駐車場で圧倒的シェアを誇っているからです。
タイムズ(タイムズカーシェアの利用場所)は全国各地にあります。
すでに時間貸し駐車場でインフラと呼べるほどのシェアを持っているからこそ、他社が追従できないほどの料金でサービスを提供できるのです。
15分220円で使える業界No.1のカーシェアリングサービス、利用しない手はありません。
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