人気のクラウド会計ソフトを比較、中小企業でも簡単に使えるおすすめツール

社長と経理担当者

会社を経営していると必須になるのが帳簿付けです。

中小企業は会計ソフトを導入している会社がほとんどだと思いますが、最近は「クラウド会計ソフト」を導入する会社が増えています。

クラウド会計ソフトは税法が変わってもいつでも最新版に自動でアップデートされる他、インストール不要でID/PASSだけでいつでも使えます。

また、ネット上で会計データを閲覧するので、Macやタブレットなどの端末を問わず使えます。(これまで、会計ソフトのWindows版とMac版が分かれていたのが信じられないくらいです)

さらに革新的なのは、クラウド会計ソフトには「データの自動取り込み機能」があり、銀行やクレジットカードの取引明細、そしてレシートの情報までを自動的に取り込み、帳簿に反映してくれます。

これまでのように、年末になって慌てて手動でデータ入力をする時代は終わりました。

データを自動取り込み

私自身も個人事業主から法人化してもう5年以上が経ちます。最初は弥生会計を使っていましたが、2年ほど前からクラウド会計ソフトに移行しました。

クラウド会計にしてから業務効率が大幅に上がりました。クラウド会計ソフトならではの「自動取り込み機能」を活用するために、従業員にクレジットカードを持たせて経費精算するなど、会社のオペレーション自体も変わってきています。

この動画を見ると、クラウド会計ソフトの雰囲気を掴みやすいと思います。

クラウド会計ソフトを比較

すでに業界大手も会計ソフトのクラウド化をすすめています。

今回は、代表的なクラウド会計ソフトとその特徴についてまとめます。

MFクラウド会計

MFクラウド会計

・使いやすいと評判でクラウド会計ソフト純増数No.1
・給与計算や経費精算ソフトも展開
・電話、メール、チャット、訪問サポートあり

【利用料金】
ライトプラン 月額1,980円+税、ベーシックプラン 月額2,980円+税

おすすめ度:★★★★★

私の会社でも活用しているMFクラウド会計は、マネーフォワードという家計簿アプリを作っている会社の業務用ソフトです。

MFクラウド会計は、様々な金融機関やクレジットカード明細と連携し、データを自動的に取り込んで帳簿に反映してくれます。

この機能には学習能力が備わっており、使えば使うほど正確性が向上するので、できない社員を少しずつ教育して育てていくような楽しみもあります。

同社の特徴として、その他にも給与計算ソフト、経費精算ソフト、請求書作成ソフトなどのMFクラウドシリーズを多数展開しています。

そして、これらはすべて連携が簡単にでき、発行した請求書や自動計算した社員の給与もすべて、帳簿に自動的に反映されるという強みがあります。

クラウド会計ソフトはサポート対応に不安があるという意見もあります。しかし、MFクラウド会計はサポート体制を強化しており、電話、メール、チャット、そして有料オプションとして訪問サポートまで付いています。

私もたまにチャットサポートを利用しますが、画面上からチャットで質問するだけで、1分以内に回答が返ってきます

連携する金融機関に電子証明書が必要な場合は「ベーシックプラン」が必須ですが、それ以外の方ならライトプランで十分使えると思います。

また、前述の給与計算、経費精算、請求書作成等のMFクラウドシリーズがすべて使える「バリューパック」も月額3,900円~で用意されています。

freee(フリー)

freee

・クラウド会計ソフト シェアNo.1
・請求書作成ソフトは無料
・電話サポートの対応は15分以内

【利用料金】
ライトプラン 月額1,980円+税、ビジネスプラン 月額3,980円+税

おすすめ度:★★★★★

MFクラウド会計とともに人気が高いのが、freee(フリー)です。

フリーの良いところは、請求書作成ツールが標準で搭載されていることです。例えば、MFクラウド会計の場合は別途「MFクラウド請求書」というソフトを契約する必要がありますが、フリーなら1契約で請求書の管理も行えます。

もちろん、フリーで発行した請求書や金融機関・クレジットカード等の明細は自動取り込みされ、クラウド会計ソフトが帳簿を作ってくれます。

freeeの法人向けプランにも、ライトとビジネスの2種類があります。

小規模な事業者であればライトプランで十分使えますが、社員が何名かいる会社であればビジネスを選択した方が業務効率をより高められると思います。

フリーの問題点は、サポートがやや弱いところです。

ライトプランはチャットとメールサポートのみとなっています。ビジネスプランには電話サポートが用意されており、こちらは15分以内の対応を確約しています。

ただし、いずれのサポートも1日以上待たされるという心配はないので、その日のうちに回答を得ることが可能です。

弥生会計オンライン

弥生会計オンライン

・業界大手「やよい」のクラウド版
・大手ならではのあんしんサポート
・操作や自動取り込みは重いとの意見も?

【利用料金】
セルフプラン 年間28,080円(月額2,340円)、ベーシックプラン 年間32,400円(月額2,700円)
※いずれも税込

おすすめ度:★★★

会計ソフトの業界大手といえば「弥生会計」です。

弥生会計オンラインは、やよいが満を持してリリースしたクラウド型会計ソフトです。

弥生は会計ソフトとしての歴史があるので、満足度の高いサポート体制と、全国7,000以上のの会計事務所とのネットワークが築かれていることで安心感があります。

セキュリティ面においても徹底しており、マイクロソフトのAzureを採用。マイクロソフトが運営するデータセンターで管理されているので、安全です。

ただ、弥生会計オンラインの利用者の口コミを見てみると、「システムが重い」という意見が多いです。時間とともに改善されることだと思いますが、使う前に心得ておきたい弥生会計オンラインのデメリットです。

ちなみに、弥生会計オンラインには最大2ヶ月の「無料体験プラン」が用意されています。本当に重いのか、使い勝手はどれくらいなのかを実際に操作しながら確かめることが可能です。

セルフプランにはサポートが一切用意されていないため、弥生ならではの安心サポートが必要な方はベーシックプランへの加入がおすすめです。

ベーシックプランの場合、電話、メール、チャットでのサポート対応があります。また、仕訳や経理相談、マイナンバーに関する相談でき、経理に関する悩み解決してくれます。これは、弥生ならではのメリットですね。

Crew(クルー)

クルー

・税理士と共同開発したハイブリッド会計
・マネーツリーと連携し高機能な自動取り込みを実現
・簿記の知識がなくても使える

【利用料金】
ビジネスプラン 月額1,980円+税(年間払い:21,780円+税)

おすすめ度:★★★

会計ソフトとして28年の歴史を誇るCrew(クルー)は、「ハイブリッド会計」としてクラウド型サービスを提供しています。

クラウド会計ソフトでは外せない「自動取り込み機能」においては、家計簿アプリで定評のある「マネーツリー」と提携し、機能を提供しています。

100万人以上が使うマネーツリーの高機能な自動取り込みを使って、金融機関やクレジットカードの明細データをクルーに取り込み。

自動学習機能や入力アシストで簿記の知識がない社長さんでも使えるのが、クルーのメリットです。

タブレットやスマホでもお金の入出金が把握しやすい設計になっているので、キャッシュフロー(資金繰り)の状況がひと目でわかります。

また、仕訳などでわからないことが出てきたら「仕訳Q&A」機能で質問をすることで税理士から回答が得られます。(クルーを導入している税理士と顧問契約を結んでいる場合に限る)

会計事務所と一緒に使い、サポートを受けながら本業に集中できる環境を整えたい。クルーはそういった会社に向いているソフトです。

ネットde会計

ネットde会計

・クラウド上で操作できる会計ソフト
・自動取り込み機能はなし
・30日の無料お試しができる

【利用料金】
ビジネスプラン 月額3,600円+税(年間払い:40,000円+税)

おすすめ度:★

ネットde会計は、いわゆる「クラウド型の会計ソフト」であり、ID/パスワードを使ってブラウザでログインし、仕訳作業や決算業務を行います。

クラウド上でデータを管理するため、複数の経理担当者が1つのネットde会計に仕訳入力をしたり、税理士とデータを共有して使えます。

ただ、ネットde会計は今回紹介している「自動取り込み機能のある次世代のクラウド会計ソフト」ではなく、あくまでも仕訳などがブラウザ上でできる会計ソフトというだけです。

インターフェイス(画面の見やすさ・使いやすさ)も優れているとは言えないので、正直言うとおすすめするポイントはあまり見当たりません。

機能面を他社のクラウド会計ソフトと比較すると少し高めの印象を受けますが、ユーザー数が標準で5人まで対応できるので、複数の経理担当者や税理士と共有して使う場合にはおすすめです。(利用ユーザー数はオプションで追加することも可能)

また、ネットde会計は30日の無料お試しが可能です。

クラウド上のデータ保存は安全か?

データセンター

会計ソフトのデータをクラウド上に保管することは、100%安全とは言い切れません。これは断言します

そして、万が一クラウド会計ソフトの事業者がデータを消失させてしまっても、補償はしてくれません。

しかし考えてみてください。

なぜ、私たちは現金を自宅の金庫に保管せず銀行に預けているのでしょうか

それは、100%安全とは言い切れなくても、少なくとも自分で保管するよりも、銀行に預けた方が安全だと思っているからだと思います。

クラウド上にデータを預けるということは、実はこれと同じです。

100%安全とは言い切れなくても、少なくとも自社でデータを管理するよりは安全です。

例えば、MFクラウド会計の事例だと、金融機関と同等のセキュリティで管理され、そのデータは大規模なデータセンターに保管されています。

データはすべて暗号化されているので、もし情報が漏洩しても簡単には解読できません。

自社で保存したデータは、パソコンごと空き巣によって盗られてしまう可能性があります。しかし、大規模データセンターに泥棒が入ることはありません。

さらに、会計ソフトのデータは毎日自動的にバックアップが行われ、そのバックアップは遠隔地保管を含め3重に保管されています。

もし、会社の事務所が地震や火事に見舞われてしまったらデータが消えてしまうかもしれません。

しかし、クラウド会計ソフトであれば1つのデータセンターが地震や火事に見舞われても、遠隔地保管によってバックアップは安全に守られていますので、データ消失リスクも極めて低いです。

もちろん、クラウド会計ソフトのデータはいつでも自分のパソコンに出力できるので、データのバックアップを自社で持つこともでき安心です。

乗り換えもかんたん

データ移行

また、中小企業にとってもう一つの心配ごとになるのが、会計ソフトの乗り換えの手間だと思います。

クラウド会計ソフトに移行して業務効率が上がるのであれば、もちろんそうしたいと考える経営者が多いと思います。しかし一方で経営者としては「乗り換えに伴うリスク」も考えなければなりません。

すでにこの問題についても各社対処しており、既存の会計ソフトのデータを読み込める仕組みを築いています。

また、クラウド会計ソフト事業者からすると、会計ソフトの乗り換えは大歓迎なので、乗り換えについてはしっかりとしたマニュアルが用意されており、手厚いサポートも受けられます。

実際、クラウド会計ソフトに乗り換えてからでも、別の会計ソフト用にデータを出力して読み込ませることが可能です。

例えば、私の会社の場合はMFクラウド会計に税理士さんが確認できる用のアカウントを作り、いつでも見れるようにしています。

クラウド会計ソフトは、(例えば閲覧権限のみを持つ)アカウントを発行することで、会計データを税理と共有することができます。

毎月、税理士さんの訪問を受けなくても、クラウド会計ソフトの中身を直接見てもらい、メール等で間違いを指摘してもらう方が合理的です。

また、決算時はMFクラウド会計から「弥生会計用のデータ」を出力し、税理士さんに決算処理をしてもらっています。

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