起業塾に入る前に知ってほしい5つの真実

手帳

この記事で語る5つの真実から目をそらさないでください。

最近、「起業塾」と名のついたセミナーが増えているようです。

塾でノウハウを学べば起業して自由になれる、成功して大きなお金を手にすることができる。

そのような甘い言葉で誘い込み、高額な費用を要求するのが「起業塾」の特徴です。中には詐欺的なものもあると言います。

そして、数十万円から100万円ものお金をカードローンで借り、実態のわからない起業塾に資金を払い込んでしまう人すらいます。

起業塾そのものが詐欺だと言うつもりはありませんが、借金をしてまで入塾するほど意味のあるものなのでしょうか?

真実はこの記事の中にあります。

まず最初に、1つの質問をさせてください。

あなたはなぜ起業したいと考えているのでしょうか?

など、起業には人それぞれの理由があります。
すべての人に共通することは「現状の自分を変えたい」という思いではないでしょうか。

しかし、起業塾に入っても現状から脱却できないばかりか、あなたは一生搾取され続ける人になってしまうかもしれません

起業塾に入る前に知ってほしい5つの真実

真実

大切なことなのでもう一度いいますが、この記事で語る5つの真実から目をそらさないでください。

下記に示す5つは、起業塾では絶対に教えてくれない、とても重要な事実です。

1.バカでも明日から起業できる事実

書類

まず最初に、私の自己紹介をさせてください。

私は2010年に個人事業主として起業しました。

私は起業について誰かに学んだわけでもないですし、周りの人に起業を勧められたわけでもありません。

そもそも、高卒ですし、お金もなかったですし、就職したことがないばかりか、無職でニートだったので、少なくともあなたのバックグラウンドよりは酷いものだと思います。

しかし、無職よりは「職業:自営業」の方がカッコイイということもあり、個人事業主になりました。

2009年の12月20日を過ぎた頃に起業という選択肢があることを知り、2010年の1月5日には開業届を提出し、自営業として生活をスタートさせました。

なぜ私がたった2週間程度で起業できたか、わかるでしょうか

それは、起業するのはそれくらい簡単なことだからです。

開業届を1枚書いて提出すれば、明日から起業できます。1年頑張ってみてうまくいかなければ、廃業届を1枚書いて提出すれば、元の生活に戻れます。

あとは借金が残るか残らないかの話です。無借金ならノーリスクです。

起業するのに「塾」なんて必要ないのです。

個人事業主ではなく、最初から法人(株式会社など)を設立したいと考えている方もいるかもしれません。

できることならやめてください。

法人は個人事業主とは違い、設立に費用がかかります、維持費もかかります、決算手続きの煩雑となり税理士に支払う費用もかさみます、さらに倒産した場合の精算にかかる手続きも面倒です。

個人事業主であれば、上記で挙げた費用は1つもかかりません。自営業をやめたいときは、廃業届を1枚書いて税務署に提出すれば終わりです。

2.100万円の一番有効な使い道

現金

起業塾に100万円以上のお金を支払った結果、最終的に起業できずに終わる人が多いと聞きます。

きっとその方はとても真面目で、起業するために熱心に塾に入ったはずなのに、、、そう考えるととても残念な話しです。

もし手元に、起業に使える100万円があるのであれば、塾の会費に使うのではなく実践で使ってください。

個人事業主として起業すれば1円もお金は必要ありません。手元の100万円はリアルな事業資金として使えます。

もし、1年で事業に失敗してその100万円を溶かしても、そこから得られるリアルな学びは何よりも価値があるものです。

私が社員を1人採用するとすれば、起業塾の卒業生ではなく、起業して失敗した経験がある人を選びます。この判断は、他の社長にも共通する意見だと思います。

どうせ、塾の会費で払っても、事業資金として使っても、100万円は戻ってこないのです。

いや、無知識で起業しても本気でやれば、奇跡的に上手くいくかもしれません。上手くいけば100万円が戻ってくるだけでなく、いくばくかのリターンが得られます。

私はこちらの道を選びました。そして今も、事業家として経営を続けることができています。

使った100万円が確実に戻ってこないのは、起業塾の会費に使うという選択をした時だけです。

一つ、とあるエピソードを紹介したいと思います。

これは、ある人物がホリエモンこと堀江貴文さんに「起業するにあたって、転職して実力をつけたり、大前研一さんが主催するビジネス・ブレークスルー大学(いわゆる起業塾のようなもの)に入ったほうが良いかどうか?」という質問をし、その質問に対する堀江貴文さんの回答です。

転職などせずに直ぐに起業してください。大前研一氏の大学で学んでも無意味です。

プログラミングは学ぶよりも実践が第一です。オライリーのウェブアプリ構築本でも買ってきて、それを片手にレンタルサーバをアマゾンのEC2とかでもいいので契約して、何か適当に思いついたウェブサービスを構築してください。

今のままで土日に趣味でやっていいと思いますよ。グリーの田中社長も楽天在籍時に土日でプライベートにグリーを開発して独立しました。

手持ちの資金には限りがあります。一生懸命ためてきた大事がお金があります。

起業のための大切なお金があるなら、リアルな体験に注ぐべきです。

起業塾のようなバーチャルに使ってしてしまうのはもったいないです。

私はここで、リアルな失敗からのみ、真実が学べるということを伝えておきます。

3.自分がボスでないなら起業は諦めた方がいい

リーダーシップ

起業がどういうものか知るための、シンプルな質問があります。

起業したらあなたのボスは誰なのか?

この答えは1つです。起業したらあなた自身がボスであり、代表者であり、トップと呼ばれる存在です。

冗談のように聞こえるかもしれませんが、自分自身が総理大臣、大統領、殿様になると言っても良いでしょう。

起業するということは、「一国の主になる」ということです。

すべての責任、すべての決定は自分で下さなくてはなりません。

部下から相談を受けることがあっても、殿様が相談できる目上の相手は存在しません。

このシンプルかつ重要な答えを理解していない人が、起業塾に行って教えを請い、搾取され続けます。

自分で考えず、「起業するにはどうしたら?ビジネスプランはどうしたら?あれはどうしたら?こんな問題にはどうやって対処したら?」

いずれも、部下が上司に聞く質問だと思いませんか?

自分がボスだという認識がないなら、起業家になることは諦めた方が良いです。そのような殿様は仮に少し成功しても、すぐに首を取られてしまうのは目に見えています。

起業塾に入るということは、塾長の舎弟になるということです。舎弟になるということは、あなたが求めている「自由」は一生得られないことを意味します。

少し現実的な話に戻します。

あなたが起業塾を卒業し、素晴らしいビジネスプランを考えた時、塾長はこのように言います。

資金面と経営面のサポートをするから出資させてほしい

塾長から様々なサポートを受けているあなたは、出資を受け入れると思いますが、出資を受け入れた時点で、あなたは一生搾取され続けることになります。

(大抵、塾長から出資を受けて起業した起業塾の卒業生は、搾取されていることにすら気づかず、得意げになっているのですが)

事業を行う上では、資金が必要です。

資金の集め方には「融資」と「出資」の2つがあります。

出資は融資よりも低リスクですが、出資は融資よりも高コストです。

この言葉を覚えておいてください。

起業をするなら、「ハイリスクだけど低コスト」な融資を選択することをおすすめします。

付け加えるならば、出資も融資も受け入れず、すべて自己資金で起業すれば「低リスクかつ低コスト」で事業展開ができます。

自己資金はそれくらい貴重で価値のある現金です。だからこそ、大切な自己資金を起業塾に使ってしまうのではなく、捨てるつもりでリアルに注ぐべきなのです。

4.どれだけ勉強しても成功の保証はない

リスク

起業にはリスクが伴います。どれだけ勉強しても、失敗するときは失敗します。

その一方で、私のように無学のままスタートしても、経験を積んでいくうちに、事業を展開できるようになっていきます。

起業塾のようなバーチャルな世界でどれだけ熱心に学んでも、成功の保証がないことを示すエピソードを一つ紹介します。

この話は、苦難の末なんとか上場を果たしたロコンドという靴の通販会社の話です。

2003年、一橋大学経済学部卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。
2007年、26歳で同社史上最年少マネージャーに就任。
2009年、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてMBA取得。
同年、DeNA Globalにおいてマーケテイング・製品担当上級副社長を経て、11年、株式会社ロコンドを創業

マッキンゼーというのは、世界No.1の外資系コンサルティング会社です。

そこらの経営コンサルタントとは比較にならないほど優秀な人々が集まり、毎日、寝る間もないほどのハードワークで磨き抜かれ、大企業のコンサルティングを手がけています。

泣く子も黙るマッキンゼーで最年少マネージャーに昇格後、彼は留学しMBAを取得し、ロコンドという会社を設立しました。

経歴を見てもわかるとおり、申し分ないほど優秀な方です。

これだけの実践と勉強を積み重ねた人が満を持して起業した結果、どうなったか。

ロコンドは創業1年で債務超過に転落し、倒産寸前の状態となりました

スタート当時は3年で売上1,000億の目標 → 3年後の2014年度には100億円の目標に変更 → 2012年度には20億を狙える → 実際は8億6千万円

彼のエピソードからは様々なことが学べます。

どれだけ勉強して優秀な人でも、起業してうまくいくとは限らないし、綿密に予想した業績計画も絵に描いた餅でしかない。

リスクを負う覚悟がないのであれば、起業はやめておいた方がいいのかもしれません。(起業塾に行っても同じです)

5.何をしたら良いのかわからない

ビジネスプラン

私自身、起業したいという方から質問を受けることがあります。

しかし、そのほとんどの質問は以下の2つです。

質問をしてくる9割の人がこのうちどちらかです。上記のような質問を抱えている人が起業塾に入会し、多額の費用を支払っているのだと思います。

まず1つめ。「起業したいがどうすればよいか?」という質問については、開業届を1枚書いて税務署に提出する。これだけです。

そして2つめ。「起業したいが何をすればよいか?」については自分で考える他ありません。

起業塾に入っても、「お金を稼ぐ方法を教えるセミナーを開いてお金を稼ぐ」という、構造的にはねずみ講のような話しか教えてもらえません。

こうしたことは入塾しなくてもわかるのですが、世の中にはこれが理解できない人が多いようです。

もしあなたが、起業塾が少し気になっているのであれば、「情報のクローズド化」をすることで興味をそそる心理トリックにハマっているという認識を持つことをおすすめします。

起業塾というのは、フタをした空の壺を「中にお宝が入っている」と言って高額で売るようなものです。その為に、壺の中にいかに貴重なお宝が入っているかということを全力でPRするのです。

いうなれば、「こどもちゃれんじ(進研ゼミ)のようなもの」でしょうか。

話を実践的な部分に戻します。

起業する上で、「何をするか?(どのような事業をするか?)」は最初から決めておいた方がよいです。

しかし、最初は「何をすればよいか?」が決まっていなくても良いという事実もあります。

ソフトバンクの創業
どのような会社を起こすか考えるための会社(企画会社)を設立し1年間にわたりあらゆる事業を考え続けた。

ヒューレット・パッカードの創業
最初に会社をはじめることを決め、そのあとで、何をつくるかを考えた。二人は、まず一歩を踏み出して、ガレージから抜け出し、電気料金を払えるようになりそうなことを、手当たりしだいやってみた。

彼らはいずれも、起業した時には「何をすればよいか?」という具体的な事業内容は決まっていませんでした。

しかし、彼らに共通しているのは「まず最初に起業する(開業届を出す)ことはしていた」ことです。

何をすればよいかわからないのであれば、とりあえずできることから始める。つまり、開業届を出して起業することからはじめてみてはいかがでしょうか。

何度も言いますが、事業にはお金が必要です。そしてお金には制限があります。

事業をやるにしても、自己資金でやるのか、借りてくるのか、借りるならいくら調達できるのか。

資金を調達できる範囲でしかビジネスはできません。そのような制限の中で、思いつく限り自分がやれそうなビジネスを考えてみることをおすすめします。

そして開業届を出して起業したら、あとは1円でも利益を生むことを考えるだけです。起業塾に入る時間も支払うお金の余裕もありません。1円でも利益を生み出すことを、ボスであるあなたが自分で考えるのです。

最初はとても小さなものでも構いません、月収1,000円でも利益が出れば十分です。

ヒューレット・パッカードのように、電気代を払えるようになりそうなことを手当たり次第やってみましょう。

利益の出る事業というのは、生み出すことは難しいのですが、一度作ることができれば、大きく膨らませていくことはそう難しくはありません。

最後にもう1つだけ

1円玉

「起業塾に入る前に知ってほしい5つの真実」について書きました。

まだ起業塾の存在が気になるでしょうか?

5つの真実についてもう一度読み返し、私の書いた記事の内容が真実だと思ってもらえたら、手持ちの資金を使って廃業覚悟で1年間頑張ってみてください。

私は、少しでもその手助けとなる情報を、このサイトにまとめておきます。

もちろんすべて無料です。自分に役立つと思った情報だけを手に入れ、事業に活かしてください。

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