Amazonビジネスのメリット・デメリットとお得に使う方法を解説
執筆者:川原裕也 更新:
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最近、積極的に利用しているAmazonの法人・個人事業主向けサービス「Amazonビジネス」について。
先日、オンラインセミナーに参加したことで、これまであまり知られていなかったメリット・デメリットがわかったので共有します。
私の会社では、従業員にクレジットカードをもたせて、業務に必要な備品等を自由に買ってもらうようにしています。
しかし、クレジットカードの限度額や社員の決済可能金額に制限を設けているため、高額商品については、会社が代理購入することもあります。
このような場合、配送スピードや価格面で優れているAmazonビジネスを利用しています。
Amazonビジネスのメリット
ビジネスでAmazonを利用するメリットは、なんと言っても「価格の安さ」です。
Amazonビジネスでは、通常のAmazonよりもさらに価格競争力のある商品が揃っています。
法人価格でさらに安く
通常のAmazonとAmazonビジネスでは価格が違うのか?という疑問は多くの方が気になる部分だと思います。
Amazonビジネスのオンラインセミナーで聞いた話によると、
- 法人価格で販売されている商品がある
- 通常のAmazonよりも価格が高くなることは絶対にない
ということです。
Amazonビジネスで販売している商品の価格は、ログイン後でなければ見れません。よって、ビジネス向けAmazonの本当の販売価格を知るためには、実際に登録して見る必要があります。
一部の商品は、法人価格で売られており、通常のAmazonよりも安く販売されています。
Amazon Businessに登録された法人・個人事業主のお客様のみ、法人価格が表示されます。一部の商品を対象としたもので、Amazonの全商品に適用されるわけではありません。
法人価格が表示される場合、比較価格に対して取り消し線が表示されます。参考価格が登録されている商品の場合、参考価格が比較価格として表示され、参考価格の登録のない商品については、Amazon Businessに登録されていないお客様がその商品を購入できる価格(個人向け価格)が比較価格として表示されます。
とはいえ、ほとんどの商品は通常のAmazonと同じ価格ですので、Amazonビジネスの価格に過度な期待をすることは禁物です。
オンラインセミナーに参加してみて、個人的に安心材料だったのは「通常のAmazonよりも安くなることはあっても、価格が高くなることは絶対にない」という回答が得られたことです。
ビジネス版Amazonの方が価格優位性があるので、法人・個人事業主の方はAmazonビジネスを使った方がお得です。
なお、Amazonビジネスでは販売価格は「税抜」で表記されています(その下に小さく税込価格も表記されています)。
一般のAmazonでは税込価格が大きく表示されているので、この点を見間違えないように注意が必要です。
数量割引あり
また、Amazonビジネスでは「数量割引」が適用できる商品もあります。たくさん買ったらそれだけ1品あたりの単価が下がる「ボリュームディスカウント」商品のことです。
数量割引を利用することで、なかには表示価格からさらに30%以上安くなる商品もあります。
数量割引は、「カートに入れる」ボタンの近くに「数量割引を適用して¥ xxx (税込)でこの商品を購入する 」と記載されています。
また、一部の商品はボリュームディスカウントのリクエストが可能です。
「たくさん買うからさらに値下げしてほしい」という要望があるときに、ショップにリクエストを送ることができます。ショップから回答が得られたら、自分だけの特別価格で商品を購入することが可能です。
リクエストを受付しているショップは少ないのですが、こうした価格交渉のチャンスがあることも、Amazonビジネスのメリットだと思います。
クーポンを使う
これは、ビジネス版に限定したものではなく、通常のAmazonでも利用できるサービスなのですが、オンラインセミナーでAmazonスタッフがおすすめしていたページです。
- Amazonクーポン
- クーポンを入手して表示価格よりもさらにお得に商品が買える。Amazonの検索窓に「クーポン」と入力する。
- 業務用ストア
- プロや飲食店向けの食材販売ページ。文房具などの取り扱いもある。業務用で使う食材や事務用品の仕入れに使える。
- アウトレット
- Amazonで販売し、その後返品された商品のなかから、Amazonの品質基準に問題がないと判断したものを、通常よりも安いアウトレット価格で提供。
- ヤスイイね
- 食料品や日用品を中心としたクーポンやタイムセール。
- Amazonベーシック
- Amazonのプライベートブランド。高品質の商品を低価格でお届け。
- Amazonブランド
- 食料品や日用品を中心としたAmazonのプライベートブランド商品。検索窓に「Amazonブランド」と入力する。
上記ページが示すとおり、Amazonではあまり知られていない「隠れた」ページがたくさんあります。
これらのページをブックマークしておくことで、ビジネスで使う事務用品や仕入れをより安く行うことができます。
また、ここ数年Amazonは「プライベートブランド」を強化しています。
私の会社でもAmazonベーシックのケーブルや乾電池を導入していますが、いずれも使用感に問題はなく、安い価格なので満足しています(Amazon上でのレビューも悪くないものが多いです)。
こうしたプライベートブランドを活用していくことでも、経費削減に繋がると思います。
Amazonビジネスのデメリット
Amazonビジネスのデメリットは、通常のAmazonと同様に「プライム会員にならないと3,500円未満の注文の配送料が有料」だということです。
2018年10月までは、ビジネスプライム配送特典が完全無料で提供されていましたが、10月下旬からこれが有料化されています。
- 1品から送料無料
- ビジネスプライムに加入すると、金額に関係なく1品から送料無料で注文できます。Amazonビジネスの「通常会員(無料会員)」は、注文金額3,500円以上で送料無料、3,500円未満の場合は、1注文あたり通常410~450円の送料がかかります。
- お届け日時指定便が無料
- ビジネスプライムの会員はお届け日時指定便が無料で使えます。通常会員(無料会員)は1回あたり510~550円程度の手数料が必要です。
※ビジネスプライムであっても、「あわせ買い対象商品」については3,500円以上の注文が必要です。
※出品者が直接販売する「マーケットプレイス商品」の場合は、送料が有料になる場合もあります。
※ビジネスプライムにはAmazonプライム(個人用)にある動画や音楽の視聴サービスは含まれません。
ビジネスプライムに加入しなければ、注文金額3,500円未満の際、Amazonビジネスの配送料が有料となってしまうのはデメリットです。
Amazonビジネスの登録は無料
なお、Amazonビジネスの利用登録は無料です。
簡単な審査がありますが、個人事業主・法人の方であればすぐに利用することができます(一般個人の方はAmazonビジネスは利用できません)。
通常のAmazonとの違いは下記の記事でも解説しています。
2件のコメント
現在個人でamazonプライム会員ですが、
新規でamazonビジネスを登録する際のメールアドレスは
個人のアドレスと同じものは使用できますか?
>No Nameさん
ご質問ありがとうございます。
ご質問に対する回答としては「できます。」となります。
しかし、個人メールアドレスの登録については注意点があります。下記の記事で詳しく解説していますので、ご一読ください。
Amazon Businessのメリット、個人事業主・法人向けのアマゾンは何が違う?