Square(スクエア)カードリーダーでクレジットカード導入費用を7,980円にする方法

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パン屋

飲食店などの店舗を開業すると、まず最初に必要となるのがレジ機能やクレジットカード決済機能などです。

最近は、タブレット端末やスマートフォンを使ったレジシステムも登場しており、低コストでレジを導入できます。

そして、あると良い機能として「クレジットカード決済機能」の導入が検討できます。こちらも、以前は導入に多額のコストと時間、審査が必要でした。

しかし、最近ではSquare(スクエア)リーダーなどを使うことで、スマホがあればすぐにクレジットカード支払い機能を導入できます

開業したばかりのお店でも、VISAやMastercardといったクレジットカード支払いに対応することで、以下のようなメリットがあります。

訪日客の獲得
インバウンドによって、外国人旅行客は店舗の売上に大きく貢献してくれる存在となっています。彼らの多くはクレジットカードでの支払いを希望しています。
購買効果を高める
カードを使う側は手元にお金がなくても支払いができるため、クレジットカード決済を導入することで顧客の購買単価が上がると言われています。
店舗の評価を高める
カード支払いを好むお客さんにとって、現金払いにしか対応していないお店は逆に評価を下げる原因となります。

クレジットカード支払い機能を導入することで、少なからず「決済手数料」がかかります。

にも関わらず、多くのレストランや居酒屋さん、スーパーなどがクレジットカード支払いに対応しているのは、それだけ導入メリットがあると考えているからです。

Squareリーダーって?

Square Reader

Squareリーダーは、どのような店舗でも簡単にクレジットカード支払い機能が導入できる、画期的なサービスです。

Square社は、Twitterの創業者であるジャック・ドーシー氏が創業したベンチャー企業なのですが、革新的なカードリーダーは世界中で使われています。(ちなみにSquare社はニューヨーク証券取引所の上場企業です)

以前は、スマホやタブレットのイヤホンジャックに差し込んで使う「Squareカードリーダー」が主流でしたが、現在はより手軽に使える新しい製品「Square Reader(スクエアリーダー)」が主流です。

一般的なクレジットカードであれば、Squareリーダーの端末にカードを通すだけで支払いが終わります。

磁気ストライプのついたクレジットカードを決済する場合にのみ、スマホ等のイヤホンジャックに接続して使う付属のリーダーが必要です。(Square Readerに同梱されています)

Square Readerは今後、電子マネー支払いにも対応予定なので、クレジットカード・電子マネーなどあらゆる支払い方法に一括対応することが可能です。

Square(スクエア)の公式サイトはこちら

主要なカードブランドに対応

Squareカードリーダーが対応しているクレジットカードブランドは、

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • アメリカン・エキスプレス
  • ダイナースクラブ
  • ディスカバー

の6つです。
これだけのカードブランドに対応していれば、国内外を問わず多くの顧客の要望に応えられるはずです。

最短翌日の入金

スピード

クレジットカード決済会社の中には、クレジットカードの売上金額を「翌月」に振り込んでいくるところも多いです。

また、売上代金の「スピード入金」を希望する場合は、別途オプション料金がかかることもあります。

こうした理由から、店舗運営者の中には「クレジットカードは入金が遅いから資金繰りがしんどい」と考えている方も多いです。

しかし、Squareの場合はクレジットカードの売上入金が最短翌営業日に振り込まれます。もちろん、別途オプション料金などはかからず、これがSquareの標準サービスです。

  • 三井住友銀行・みずほ銀行:翌営業日の振込
  • その他の金融機関:毎週金曜日の振込

翌営業日または毎週末の支払いであれば、クレジットカードによる売上入金の遅れによって資金繰りが悪化する心配はありません。

店舗運営に必要なシステムが無料

Squareはクレジットカード決済機能を手軽に導入できるサービスです。

しかし、Squareを導入することでその他の様々なサービスも無料で使うことが可能です。

POSレジアプリ

SquarePOSレジアプリ

スクエアの提供するPOSレジアプリは、スマホ、タブレットをレジとして使える機能で、完全無料で使えます。(必要なのはスクエアのカード決済手数料のみ)

もちろん、カードリーダーを使ったクレジットカード決済もできますし、他のPOSシステムと同様に在庫管理ツールとしても利用可能です。

レシートは、メールアドレスやSMS(携帯番号へのテキストメッセージ)で送信することもできますし、紙に印刷して手渡しをすることもできます。

また、POSレジアプリと連携する外部の周辺機器を購入することで、本格的なレジとしても使えます。

主な周辺機器

▶キャッシュドロワー
現金を管理しておくボックスです。

▶プリンター
POSレジアプリでのお会計内容を紙のレシートに印字したい時に役立つツールです。

▶バーコードスキャナ
商品ごとにバーコードを登録している場合、バーコードスキャナを導入することで、会計がよりスピーディーに。

請求書

請求書

請求書の発行や管理は、店舗運営を行うにあたってとても面倒な作業です。

しかし、無料で使えるSquare請求書を使うことで、見栄えの良い請求書が簡単に作成でき、それらをすぐにメールで送ったり、印刷して手渡しできます。

発行した請求書はクレジットカード決済ができるようになっており、カード支払いを希望するお客様のニーズにも対応できます。

また、請求書の管理や入金管理(お客さまが請求した金額を期日までに支払ってくれたかどうか)も、Square請求書で管理できるため、売上金額の回収漏れが起こりません。

請求書は自由にカスタマイズでき、お店のロゴマークを入れることもできます。

→Square請求書の詳細はこちら

Squareデータ

Squareアナリティクス

SquareカードリーダーやPOSレジアプリ、そして請求書作成ツールなどの売上は、すべてSquareデータによって一元管理し、データ分析ができます。

無料で提供されるSquareアナリティクスによって、商品の売上データや入金データはすべてリアルタイムに反映、顧客単価や新規顧客と再来店顧客の売上の差なども、自動的に計算してくれます。

データ分析に時間をかけなくても、あらゆる売上データをSquareアナリティクスに取り込むだけで、ライバル店舗よりも詳細な分析が可能となります。

通常、こうしたデータ分析ツールには高額な費用がかかります。しかし、Squareは分析ツールも無料で提供しています

Squareデータやアナリティクスはスマートフォンにも対応しており、移動中でも店舗の売上状況やデータ分析ができます。

Square店舗管理

(ナレーションが聴き取りにくいですが…)まず最初に、上記の動画を見てみてください。

Square店舗管理は、お店・従業員・レジの数が増えても、それらをわかりやすく管理するためのツールです。

従業員の勤怠管理や営業マンの個別の売上管理にも役立てることができます。

Square店舗管理を導入しているお店の口コミによると、スマホでもリアルタイムデータの閲覧ができるとのこと。

外出が多いので、スマホから全店舗のリアルタイムデータを見られて、とても便利(利用者の口コミ)

新しくお店をオープンした場合も、Square店舗管理を使って経営者があらゆる数字を把握できます。

もちろん、新店舗のカード決済システムやPOSレジも、Squareがあれば即日導入可能です。

また、はじめての開業でお店が1店舗しかない方でも、Square店舗管理は無料で使えるサービスなので気軽に試せます。

Squareカードリーダーに必要な費用は「カードリーダー購入費用」と「クレジットカード決済手数料」の2つだけです。

しかし、Squareを導入するだけで、これまで紹介してきた様々なビジネスツールをすべて無料で利用でき、店舗運営に必要な経費を大きく引き下げることができます

コストダウンによって生まれた利益を顧客に還元することで、さらにサービスを充実させることもでき、ライバル店舗との差別化にもつなげられます。

Squareの導入費用

計算するOL

Squareカードリーダーでかかる費用は、

  • カードリーダーの購入価格
  • クレジットカード決済手数料

の2つです。

カードリーダーの販売価格は定価7,980円(税込)です。(後ほど一番安く購入する方法を紹介します)

また、クレジットカードの利用金額に対して、一定料率で発生する「決済手数料」は以下の通りです。

Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover
3.25%
カード情報の手入力による決済
3.75%

※JCBのオンラインビジネス・オンラインチェックアウト決済は3.95%です
※記事執筆時点の情報(2019年10月)

決済手数料は他社との競争により、段階的に引き下げられる傾向があります。

カードリーダーでそのまま決済するよりもやや決済手数料が上がってしまいますが、(カードが一部割れているなどにより)クレジットカードの情報が読み取れない場合、「カード情報の手入力による決済」もできます。

Squareの利用にかかる費用はたったこれだけです。

導入までの手順

ビジネスサイクル

Squareの導入手順をまとめます。

1.無料アカウントを作成
アカウントの作成は無料です、ネット環境があればPCからでもスマホからでもすぐに作成できます。

2.審査結果を待つ
審査結果は最短即日、通常3~5営業日でメールアドレスに通知されます。審査といっても、開業して間もない個人事業主でも、問題なく審査に通ります。

3.Squareアプリのダウンロード
iPhoneの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle PlayからSquareアプリをダウンロードします。無料です。

4.Square Readerの購入
公式オンラインショップでの注文なら、1週間程度で届きます。(送料無料)また、その他の取扱店舗でもSquare Readerを購入可能です。

5.利用開始
審査に通過し、Square Readerが手元に届いたら、すぐにSquareを使ってクレジットカード支払い機能を導入できます。

Squareカードリーダーは、公式オンラインショップで送料無料で購入できます。しかし、到着までに1週間程度の日数が必要です。

その他にも、下記の取扱店舗でカードリーダーが購入できます。

▶ネット通販
Amazon、Appleオンラインストア、パソコンPOSセンター、ビックカメラ.com

▶家電量販店
ビックカメラ、ソフマップ、コジマ

カードリーダーを即日手に入れたい方は、家電量販店などのリアル店舗での購入をおすすめします。

しかし、Squareリーダーは、実は公式オンラインストアで購入すると無料で購入できるので一番お得です。

▶公式オンラインストア
販売価格は7,980円、送料無料。お届期間は約1週間。

「キャッシュレス・消費者還元事業」により、2020年5月末までに無料アカウントを申請すると、Squareオンラインストアでリーダーを無料で購入できるクーポンコードが届きます。

※キャンペーンの詳しい参加条件については公式サイトで確認をお願いします。

▶Amazon
販売価格は7,456円(税込)、送料無料。Amazonプライムなら当日中のお届けも可能なので、ネット通販では最速。

▶ビックカメラ
お店で販売しているので、その日のうちに購入できる。

販売価格は8,118円(税込)だが、10%のビックポイント還元によって、811ポイントが還元される。

ポイント還元を考慮した実質価格は7,307円。Amazonよりも少し安い。オンラインストアの「ビックカメラ.com」で買った場合でも送料無料。

※記事更新時点(2019年10月14日)の情報です

お急ぎの方は、Amazonやビックカメラの店舗で買うのも良いと思います。

しかし、公式のオンラインストアなら期間限定でSquareリーダーが無料で購入できます。無料のアカウント登録とあわせて、忘れずにクーポンコードを控えておきましょう。

スクエア 公式サイトはこちら

消費税増税に伴う大キャンペーン

消費税増税にともなうキャンペーン

Squareは、経産省が推進する「キャッシュレス・消費者還元事業」に登録している事業者です。

2019年10月より消費税が8%から10%に増税されましたが、Squareではそれに伴い、たいへんお得なキャンペーンを行っています。

キャンペーンの内容は大きく3つ。

1.通常7,980円のSquare Readerが無料に

キャンペーン期間中は、通常7,980円のSquare Readerが無料で購入可能です。(公式オンラインストア限定)

つまり、クレジットカードや電子マネーの支払いに対応するカードリーダー「Square Reader」の導入コストが0円になるということです。

この特典は2020年5月末までの期間限定です。

2.決済手数料が3.25%から2.16%に

Squareの決済手数料は通常3.25%ですが、消費税増税の開始日(2019年10月1日)から9ヶ月間に限り、2.16%に減額されます。(2020年6月末まで)

通常よりも低い決済手数料でクレジットカード・電子マネーのシステムが導入できるメリットは大きいです。

3.消費者に5%の還元

この特典は「キャッシュレス・消費者還元事業」への登録を行っているSquareだからこそできるキャンペーンです。

同じく、2019年10月1日の消費税増税開始日から、9ヶ月後の2020年6月末までに限り、Squareを使ってキャッシュレス支払いをした消費者に対して5%の還元が行われます。

つまり、消費者は通常よりも5%お得に買物ができるため、キャッシュレス支払いを導入しているお店にとっては、売上アップの施策の1つになるということです。

もちろん、5%還元は店舗側で行う必要がなく、すべてSquare側で対応してくれますので、お店の負担はありません。

消費者への5%還元は、お店からではなくSquare(キャッシュレス決済事業者)から直接行われますので、お店側の売上や利益が減ってしまう心配もありません。

店舗側の戦略として、1つのモデルを示しておきます。

キャッシュレス決済を導入し、クレジットカード・電子マネー支払いに対して、Squareに2.16%の手数料を支払う
→お店側の負担が2.16%増えます

お店の商品を2.16%値上げする
→キャッシュレス決済導入にあたって、お店側の負担する決済手数料を、消費者に転嫁します。これでお店側の負担は実質0円です。

消費者はキャッシュレス支払いに対して5%の還元を受ける
→お店が値上げした2.16%分は消費者が負担することになりますが、その一方で消費者はSquareから5%の還元を受けるので、キャッシュレス支払いによって実質2.84%お得になります。

つまり、キャッシュレス決済を導入することで、店舗側は負担ゼロでスピーディーな支払いに対応できます。

また、消費者にとってもメリットがあることから、キャッシュレス決済の導入店舗は売上を獲得しやすい状況を作れます

なお、消費者への5%還元の原資は、キャッシュレス決済を推進する政府が負担します。政府がSquareに補助金を出し、その補助金を使って、Squareが消費者に5%を還元する仕組みです。

すでに多くの中小店舗がキャッシュレス支払いに対応しています。Squareならすぐにお店をキャッシュレス対応することが可能です。

公式サイトはこちら

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
26歳の時に右も左もわからない状態で個人事業主になりました。2年後、株式会社クートンを設立し、現在10期目です。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「1億人の投資術」でも記事を書いています。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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