セブン銀行法人口座は売上金入金が必要な事業者向け、夜間金庫への入金は不要

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セブン銀行は全国のセブン-イレブンにATMを設置していることで有名です。ATMの設置台数は国内No.1となっており、ATMからの収益がセブン銀行の柱となっている、やや特殊なネット銀行です。

法人口座の扱いも特殊で、口座開設だけの受付は行っていません。セブン銀行法人口座は、同社の「売上金入金サービス」を利用する方だけが口座開設できます。

現金商売を営んでいる方であれば、セブン銀行法人口座を活用するメリットがあると思います。

セブン銀行の法人口座を検討できるのは一部の事業者のみ

前述のとおり、セブン銀行法人口座を作れるのは「売上金入金サービス」を利用する人のみとなっています。

以前は「店舗集配金サービス」利用者も法人口座開設の対象者でしたが、現在は「店舗集配金サービス」はサービスを終了しています。

一般的な法人口座としての利用はできないので、多くの事業者にとってセブン銀行は口座開設の対象から外れると思います。

24時間対応の売上金入金サービス

セブン銀行が提供する２つのビジネス向けサービスのうち、１つめが「売上金入金サービス」です。

店舗運営を行っていると、日々の売上（現金）をどのように保管するか考えなくてはなりません。

銀行などの夜間金庫に入金しているお店もあれば、店舗内の金庫に現金を保管しているケースも多いです。しかし、これらはいずれもリスクを伴う保管方法です。

お店に保管しておくのが危険なのは言うまでもないですが、夜間金庫のような固定された場所は「犯罪者に待ち伏せされている」可能性も考えられますから、入金担当者の身の安全を考えると得策ではありません。

また、夜間金庫の場所が遠いケースも多いです。

このようなときに役立つのが、セブン銀行ATMを夜間金庫代わりに使える「売上金入金サービス」です。

売上金入金サービスでは、お店で発生した現金売上をコンビニのセブン-イレブン店舗内に設置されている「セブン銀行ATM」に入金できます。

セブン銀行ATMは（メンテナンス時間を除いて）24時間いつでも利用できます。また、全国どこに行ってもセブン-イレブンの店舗があるので、お店から金庫（セブン銀行ATM）までの距離も近いです。

また、コンビニには多数の人が出入りしていますから、毎日入金しに行っても怪しまれないですし、夜間金庫で考えられる「犯罪者による待ち伏せ」が怖ければ、入金するセブン-イレブンの店舗を変えればよいので安全面でのメリットがあります。

入金した現金売上は即座にセブン銀行口座に反映され、ネットから入金確認ができたり、振込などに活用できます。

また、複数店舗を運営している場合、A店、B店、C店がそれぞれ別のセブン銀行ATMから入金した場合でも、それらのお金を１つのセブン銀行口座に集約できます。

店舗オーナーは、A店、B店、C店からそれぞれ入金が入っているかどうかを、その日のうちに遠方からパソコンで確認できます。

入金には「入金専用カード」を使うので、万が一従業員がカードを紛失したり不正を働こうと考えても、入金専用カードを持つ担当者は出金できない仕組みになっています。

セブン銀行法人口座の利用手数料

ネットバンキングに利用料がかかるのがネックですが、振込手数料は大手と比較してもかなり安いです。

セブン銀行 法人口座（公式サイト）

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