Airペイ(エアペイ)でクレジットカードや電子マネー決済を導入、手数料は業界最安水準
執筆者:川原裕也 更新:
※記事内に広告を含む場合があります
Airペイ(エアペイ)は、リクルートが提供する総合決済サービスです。
iPhone(またはiPad)と、専用のクレジットカード決済端末(キャンペーン中は0円)だけで、小さなお店でもすぐに
- クレジットカード支払い
- 電子マネー支払い
- QRコード支払い
の機能を導入できます。
最近は、電子マネーの種類が増加し、また「◯◯ペイ」と名のつくQR決済も大きく拡大しています。
Airペイを導入することで、こうしたさまざまな支払いサービスに対応することが可能です。
なお、Airペイ導入に必要な初期費用・月額費用は完全無料です。
業界最安水準、わずか数パーセントの決済手数料だけで利用できます。
決済金額に応じて一定料率が課金される仕組みなので、どのようなお店も平等です。小さなお店だからといって不利になることはありません。
キャッシュレス支払いに対応できる
通常、クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス支払いを導入するためには、個別の契約が必要です。
しかし、Airペイを活用することで、あらゆる支払いサービスをすぐに店舗に導入できます。
また、Airペイではさまざまな支払い方法が統合されているので、コンピューターが苦手な店舗スタッフでも、困ることなく操作することが可能です。
現在、エアペイが対応しているキャッシュレス決済は以下の通りです。
- クレジットカード(3.24%)
- Visa、Mastercard、American Express、JCB、Dinners Club、Discover、UnionPay
- 電子マネー(3.24%)
- 交通系ICカード(SuicaやICOCAなど)、Apple Pay、iD、QUICPay
- QRコード決済(1.08%)
- COIN+
- QRコード決済(3.24%)
- Alipay+、WeChat Pay、UnionPay(銀聯)QRコード、d払い、PayPay、LINE Pay、au PAY、楽天ペイ、J-Coin Pay、Smart Code™
※カッコ内は決済手数料(税込み)を表します。
※交通系電子マネー「PiTaPa(ピタパ)」には対応していません。
Airペイを導入することで、すべてのクレジットカードブランドと、主要な電子マネーに対応できます。
ただし、nanacoやWAON、楽天Edyといった一部の電子マネー・QR決済には未対応です。これらのサービスは個別に導入する必要があります。
決済方法によって手数料は異なりますが、すべて税込み3%前後で利用することが可能です。
利幅の小さい店舗にとって、この手数料は決して無視できないものですが、そのぶん
- 顧客満足度の向上
- 顧客の購入単価の向上
- 業務効率化(精算スピードの向上)
が得られます。
消費者の購入単価の向上や業務効率化で3%の決済手数料を上手くカバーできれば、「キャッシュレス」への対応は自社にとって大きな追い風になるはずです。
世界的にキャッシュレスの動きが加速するなかで、店舗側もキャッシュレス支払いに対応せざるを得ない状況になっています。
導入コスト0円ではじめられる
繰り返しますが、Airペイは初期費用・月額費用0円で使えます。
エアペイは、
- 手持ちのiPhoneまたはiPad(Androidアプリは提供していません)
- 専用のカードリーダー
の2つのみで完結するサービスです。
QRコード決済に特化した「Airペイ QR」であれば、無料のiPhoneアプリだけで対応できます(決済手数料はCOIN+のみ1.08%で、ほかは一律3.24%)。
さまざまな支払い方法をiPhoneアプリと専用のカードリーダーにひとまとめにできることも、エアペイのメリットです。
店舗によっては、支払い方法によって読み取り機が分かれていることも多いです。しかし、エアペイでクレジットカードや電子マネー決済を一括管理することで、レジ前をスッキリ見せることが可能です。
なお、クレジットカード・電子マネー決済の利用控えの打ち出しが必要な場合は、別途、プリンター(レシート出力機)の導入が必要です。
▼Airペイでレジ前がスッキリします
手持ちのiPhone・iPadにAirペイの無料アプリをインストールするだけで導入可能です。
Airペイアプリと連動する専用のカードリーダーは、クレジットカードや電子マネーを使った決済時に必要です。
一般的な決済サービスでは、カードリーダーは有料販売されていますが、Airペイでは現在キャンペーンを実施しており、カードリーダーを無償提供しています。
カードリーダーは貸与品となるため、解約時に返却する必要がありますが、貸与料金などは発生しません。
つまり、導入コストは一切不要で、キャッシュレス支払いの売上金額に応じた手数料のみがコストとなります。
なお、利用にあたって事前に審査が必要です。カードリーダーは審査通過後に郵送にて届きます。
- 申し込み(10~20分程度)
- 審査(約3日)
- カードリーダー配送(約2~4日)
- 利用開始
約1週間でキャッシュレス決済をお店に導入できます。
月6回の売上金入金:振込手数料無料
クレジットカードや電子マネー支払いを導入するにあたって、「売上金」の入金サイクルはとても気になる項目です。
エアペイでは、最大で月6回数の売上金の入金に対応しています。
また、振込手数料は無料なので、比較的早いサイクルで売上金の入金が期待できます。
月々の入金回数は、金融機関によって異なります。
- 月6回の入金
- みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行
- 月3回の入金
- その他の金融機関
- その他
- ゆうちょ銀行は売上金の入金口座には登録できません。
※すべての金融機関で振込手数料は0円です。
大手メガバンクを入金口座に登録しておけば、月6回の売上金入金が行われます。
5日に1回のペースで入金されるので、資金繰りの心配もありません。
Airレジとの連携でより使いやすく
AirPAYは、同じくリクルートが提供している「Airレジ」と連携することで、より使いやすくなります。
Airレジは、iPhone・iPadで使うPOSレジアプリです。店舗でのレジ会計に使い、その後の売上データ分析にも活用できる利便性から、多くのお店で利用されています。
Airレジで注文を受けたあと、そのままAirペイでの支払いができるため、クレジットカードや電子マネーによる支払いがよりスムーズになります。
また、キャッシュレス支払いをAirペイで行うと、その売上データが自動的にAirレジに記録されるので、現金・キャッシュレスを含めた売上の確認やデータ分析が総合的に行いやすくなります。
Airレジは基本的なレジ機能を完全無料で提供しているため、すでに73万アカウント以上の利用がある人気アプリです。
レシートの印字などには別途プリンタなどの導入が必要ですが、POSレジ機能だけでよいということであれば、無料で使えるAirレジはかなりおすすめです。
レジ機能(アプリ)を無料で提供して、この記事で取り上げた「Airペイ」やレシート印字に必要な周辺機器の販売で収益化していくビジネスモデルです。
Airレジはその機能と使い勝手のよさからも、多くの中小店舗で利用されています。
スマホ決済は個別導入がおすすめ
Airペイを使うことで、
- クレジットカード
- 電子マネー
- スマホ決済(QRコード決済)
といったさまざまなキャッシュレス支払いに対応できます。
しかしここ最近、爆発的に利用者数が伸びている「スマホ決済(QRコード決済)」は、自分自身で個別契約するのがおすすめです。
たしかに、「Airペイ QR」を導入してしまえば、LINE Payやアリペイ、d払いといったスマホ決済を一元的に管理できます。
しかし、決済手数料が一律3.24%に設定されているため、個別導入するよりも少し割高です。
スマホ決済の場合、店舗に必要なのはiPhone・iPad等のアプリだけですので、レジ前のスペースを占拠することもありません。
支払い方法に応じて、立ち上げるスマホアプリが異なるという点は面倒ですが、Airペイ経由で決済するよりもコストを抑えられるメリットは大きいです。
スマホ決済(QRコード決済)の比較記事は下記でくわしく解説しています。あわせてご覧ください。
あわせて読みたい:
スマホ決済の導入費用・手数料が無料のサービス7選、お店をキャッシュレスに対応する
0件のコメント