NTTファイナンスBizカードを評価、1%ポイント還元の得する使い道

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NTTファイナンスBizカード

法人・個人事業主向けのビジネスクレジットカード「NTTファイナンスBizカード」では、利用金額の1%のポイント還元が受けられます。

ビジネス用クレジットカードでは、ポイント還元率が低めに設定されていることが多いです。

しかし、NTTファイナンスBizカードは、ビジネスカードにおいて業界最高水準のポイント還元率を誇ります。

加えて、法人カード・個人事業主向けカードともに年会費は無料です(従業員向けの追加カードも無料で発行できます)。

この記事では、NTTファイナンスBizカードが持つメリット・デメリットを解説します。

年会費無料のビジネスカード

無料

NTTファイナンスBizカードには4つの種類があります。

NTTファイナンスBizカード
法人向けの一般カード。年会費無料
NTTファイナンスBizカードゴールド
法人向けのゴールドカード。年会費11,000円(税込)。
NTTファイナンスBizカード for Owners
個人事業主向けの一般カード。年会費無料
NTTファイナンスBizカードゴールド for Owners
個人事業主向けのゴールドカード。年会費11,000円(税込)。

上記4つのうち、一般カードは法人・個人事業主ともに無料です。

従業員などに配布する「追加カード」の年会費も無料となっています。

一方、ゴールドカードは代表者カードが年会費11,000円(税込)、従業員向けの追加カードは1枚あたり年会費2,200円(税込)で発行可能です。

もちろん、ゴールドカードの方がステイタスやカードのスペックは高いのですが、無料の一般カードでも十分使えます。

その他の費用

年会費無料の一般カードでは、下記サービスがオプション(有料)となります。

  • 紙の明細発行(郵送希望の場合):1通あたり110円(税込)
  • ETCカードの年会費:550円(税込)

紙の明細を発行せず、WEB明細だけでよい場合は、明細発行手数料はかかりません。

同じく、ETCカードも発行不要であれば追加費用はかかりません。

なお、ゴールドカードの場合は「紙の明細発行費用」「ETCカードの年会費」ともに無料です(ゴールドカードの年会費に含まれます)。

1%のポイント還元率

お金と電卓

NTTファイナンスBizカードのポイント還元率は1%です。

貯まったポイントはキャッシュバックやカタログギフト、商品券と交換可能です。ポイントの有効期限は獲得から2年間です。

通常は1,000円ごとに10ポイントの付与となりますが、NTTグループでの支払いについては200円ごとに2ポイントが付与されます(ポイント還元率はどちらも同じです)。

おもな交換可能商品は以下の通りです(一例)。

  • キャッシュバック:1万ポイント → 1万円分
  • Amazonギフト券:1万ポイント → 1万円分
  • nanacoギフトID:1万ポイント → 1万円分
  • 楽天EdyギフトID:1万ポイント → 1万円分
  • VJAギフトカード:1万500ポイント → 1万円分
  • VJAギフトカード:2万ポイント → 2万円分
  • QUOカード:2万ポイント → 2万円分

上記のほか、カタログギフトとの交換もできます。

1万ポイントを貯めるためには、合計100万円のクレジットカードの利用額が必要です(還元率1%で計算)。

ポイントの有効期限は2年間なので、年間50万円以上の利用実績があれば、ポイントが失効する前に、キャッシュバックやギフト券と交換できます。

ビジネス用クレジットカードは、経費の支払いに活用するため、年間50万円以上の利用を見込んでいる事業者がほとんどだと思います。

無駄なくポイント消化できるという点で、NTTファイナンスBizカードは高く評価できるビジネスカードだと思います。

明細を事業用とプライベート用に分けられる

Web明細編集サービス

NTTファイナンスBizカードのメリットとして「利用明細の分割機能」があげられます。

個人事業主や法人代表者は、ときとしてビジネスクレジットカードを使ってプライベート用の支払いを行うことがあるかもしれません。

このような場合、NTTファイナンスBizカードの明細には「事業用の支払い」と「プライベート用の支払い」が混在して記録されるため、経理処理を行うときに手間がかかってしまいます。

NTTファイナンスBizカードの「明細分割機能」は、あとから利用区分を2つに分けて、各区分ごとの明細をダウンロードできる仕組みです。

この機能を使えば、事業用もプライベート用も、1枚のクレジットカードで支払いが完結します。

クレジットカードを複数枚持ち歩きたくない方や、事業用とプライベート用を分けるのが面倒な方にも、NTTファイナンスBizカードはおすすめです。

あとから自分で利用明細を項目ごとに振り分けて、別々にダウンロードすることが可能です。

また、NTTファイナンスBizカードのWEB明細では、費用項目を分類したり、各項目に簡単なメモを追加できるため、経費管理が行いやすくなっています。

出光のガソリン給油割引

ガソリンの給油

ガソリンスタンド「出光」にてガソリン給油がお得になるサービスもあります。

月間の出光サービスステーションでのクレジットカード利用金額に応じて、翌月の給油価格が割引となります。

▼出光での月間カード利用額と給油の割引額

  • 1,000円:2円/L
  • 2万円:4円/L
  • 5万円:10円/L
  • 10万円:20円/L
  • 20万円:40円/L

※ハイオク・レギュラーの場合

ガソリン給油額が大きいほど、翌月の割引額も大きくなります。

多数の営業車を抱えている会社など、自動車に乗る機会が多い自営業にとっては、大きなメリットの1つです。

国内・海外利用を問わないショッピング保険つき

オフィス

NTTファイナンスBizカードは、年会費無料であるにもかかわらず、非常に手厚い補償サービスを提供しています。

ショッピング保険の年間補償額は100万円です(ゴールドカードは300万円)。

NTTファイナンスBizカードで支払った商品については、購入日より90日間に限り、ショッピング補償が適用されます。

補償の範囲は以下の通りです。

破裂、火災、落雷、爆発、破損、盗難など補償の対象となる物品を正当な権利をもって所有されている方。

国内・海外での利用を問わないため、海外通販サイトなどで購入した商品でトラブルが生じた場合でも、損失をカバーできます。

1事故あたりの自己負担額は1万円です(ゴールドカードは3,000円)。

多少の自己負担はあるものの、事業用の設備など高額な商品にも適用できる、心強い味方です。

もちろん盗難補償もあり

カスタマーサポート

もちろん、クレジットカードの盗難補償も付いています。

  • カードの紛失
  • 盗難

などによって、NTTファイナンスBizカードが第三者に不正利用された場合でも、60日前までさかのぼって不正利用額を補償します。

おそらく、多くのクレジットカードと同様に、ネットショッピングでの不正利用もキャンセル扱いにしてもらえると思います。

が、NTTファイナンスBizカードの公式サイトには、ネット利用に関する補償の説明はありませんでした。

なお、NTTファイナンスBizカードには「利用通知サービス」があるため、万が一不正利用されてしまった場合でも、メール等ですぐに気づくことが可能です。

身に覚えがない利用通知メールが届いたら、WEB明細ですぐに不正利用かどうかチェックすることをおすすめします。

最高2,000万円の国内・海外旅行保険

出張するビジネスウーマン

旅行保険も年会費無料カードでは珍しい、自動付帯の補償を提供しています。

海外旅行保険は最高2,000万円まで補償します(ゴールドカードは最高1億円)。自動付帯なので、NTTファイナンスBizカードを持っているだけで、保険が適用されます。

海外出張時に病気やケガをしても、旅行保険を活用することで治療費の出費が抑えられます。

国内旅行保険も同じく、最高2,000万円が補償対象額となりますが、こちらは利用付帯です。旅行代金などをNTTファイナンスBizカードで支払った場合に限り、保険適用となります。

ゴールドカードの場合は、国内旅行保険の補償額が最高5,000万円まで増加します。

一般カードとゴールドカードの違い

NTTファイナンスBizカードゴールド

一般カードとゴールドカードの違いは上記で述べた通りです。

年会費やその他費用(紙の明細発行費用、ETCカード)に違いがあるほか、ショッピング保険や旅行保険の補償額にも差があります。

加えて、ゴールドカードには以下の特典が追加されます。

空港ラウンジ
国内主要空港の空港ラウンジと、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港IASS HAWAII LOUNGE、ハワイ・ホノルルラウンジを無料で利用できる。
海外アシスタンス
海外旅行・出張中でも、電話1本で日本語でのサポートを受けられる。現地の情報や緊急時の対応など。

私も出張時は空港ラウンジをよく活用しています。

フライトの時間まで仕事に集中できる環境が整っており、飲み物なども無料なので非常に快適です。

法人カードと個人事業主カードの違い

社用車に乗る社長

法人代表者は「NTTファイナンスBizカード」、個人事業主は「NTTファイナンスBizカード for Owners」に申し込めます。

両者とも基本スペックは同じですが、異なる点もありますので整理しておきます。

法人カードの特徴
  • 引き落としは法人名義の口座のみ
  • 1回払いのみ
  • 契約は法人名義、代表者などの連帯保証人が必要
個人事業主向けカードの特徴
  • 個人名義の口座、または屋号名口座から引き落とし可能
  • 1回払いのほか、2回払い、リボ払い、分割払い、ボーナス一括払いが使える

法人カード、個人事業主カードともに、追加カードの発行が可能です。NTTファイナンスBizカードは、追加カードの年会費も無料です。

複数人で使う場合でも、利用者ごとに明細が分かれるため「誰が・いつ・何に・いくら使ったか?」がわかり、経費の透明化が図れます。

また、ビジネスカードを従業員に持たせることで、社員の経費使い込みや不正利用も未然に防げます。

従業員カードで発生した利用金額もすべて、代表口座からの一括引き落としとなります。

なお、クレジットカードブランドは「Visa」のみ選択可能です。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
26歳の時に右も左もわからない状態で個人事業主になりました。2年後、株式会社クートンを設立し、現在10期目です。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「1億人の投資術」でも記事を書いています。

より良い情報をお届けするため、疾風 AI がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

ありがとうございます。

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