年会費無料のライフカードビジネスライトプラスを評価、起業まもない経営者におすすめ
執筆者:川原裕也 更新:
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ビジネス専用のクレジットカード「ライフカードビジネスライトプラス」は、年会費無料で使えます。
個人向けクレジットカードには年会費無料のものが多いですが、法人カードやビジネス向けでは、年会費が発生するカードがほとんどです。
そのようななかでライフカードが「完全無料」のビジネスカードを作ってくれたことは、起業家にとって非常にありがたいことだと思います。
ライフカードビジネスライトプラスはとてもシンプルです。
カードの利用金額に応じたポイント還元は0.5%です。そのほかの機能や特典などはありません。
しかし、年会費はずっと無料、純粋に決済機能だけを利用したい方にとっては適したビジネスカードです。
審査基準は特に設けられていませんので、起業したばかりの経営者や、業績が赤字で決算書を提出したくない方でも発行してもらえます。
もちろん、法人だけでなく個人事業主の方でも申し込めます。
目次
法人名や屋号名のカードが持てる
ビジネスカードをもつメリットは、カード表面に法人名や屋号名が記載できることです。
また、クレジットカード請求金額の引き落とし口座も、屋号名口座や法人名義の口座に対応しています。
項目 | 個人事業主 | 法人 |
---|---|---|
カード表面の記載 | 屋号と使用者名 | 法人名と使用者名 |
引き落とし口座 | 屋号名口座または本人の個人口座 | 法人口座 |
ビジネスクレジットカードにはほぼ必ず「使用者名」が入りますので、ネットショッピングなどで使う場合は「TARO YAMADA」のように使用者名を入力します。
なお、個人事業主の場合は一般的な個人向けクレジットカードも利用できます。
しかし、「プライベートとビジネスの財布を分ける」という意味でも、ビジネス専用のクレジットカードを1枚持っておくことをおすすめします。
従業員カードは3枚まで無料
クレジットカードを所有するのが社長(経営者)だけであれば特に問題はないのですが、従業員にもカードを持たせる場合は、枚数が増えるたびに年会費がかさみます。
ライフカードビジネスライトプラスでは、最大3枚まで従業員用の追加カードを発行可能です。もちろん、年会費は無料となっています。
従業員にビジネス用のカードを持たせることで、経費を事前に立て替える作業が不要となります。
また、利用明細から「いつ、どこで、誰が、いくら使ったか?」が把握できるので、経費の不正利用を防ぐ効果もあります。
私の会社でも、社員にクレジットカードを配布しています。
一定の決裁権限を与えることで、社員が自由に経費の支払いができるようになりました。また、利用明細はクラウド会計ソフトを通じて自動的に記帳されるので、経営効率がかなり上がりました。
ただし、ETCカードは1枚しか発行できません。追加の発行は「要相談」となります。
ETCカードは高速道路をスムーズに通過するためもので、とても便利です。もし、会社で営業車を走らせる機会が多いのであれば、ETCカードは社員と共有して使ってもよいと思います。
また、ETCカードの年会費は無料です。
クラウド会計ソフトとの連携
クラウド会計ソフト「freee(フリー)」や「マネーフォワードクラウド」には、クレジットカードのWEB明細を自動的に取り込む機能があります。
これまで、手書きまたは手動で記帳していた事業者でも、現在はその多くが上記の方法で自動的にデータを取り込んで記帳しています。
クラウド会計ソフトが登場する以前は、私も手動で会計ソフトに入力していました。
しかし、クレジットカードの利用明細が多くなると、数字が合わないなどの問題が起こっていたことを覚えています。
現在はクラウド会計ソフトを使っていますので、数字の入力間違いも起こりませんし、記帳する仕訳が何千件になったとしても、ほとんど時間をとられません。
なお、ライフカードビジネスライトプラスではfreee、マネーフォワード、弥生会計などと連携していますが、Visaを選んだ場合、「マネーフォワード クラウド確定申告」、「マネーフォワード クラウド会計」の有料プランが3ヶ月間無料で利用できます。
クラウド会計ソフトは下記の記事でくわしく解説しています。あわせてご覧ください。
▼個人事業主はこちら
▼法人はこちら
ゴールドカードやスタンダードとの比較
ライフカードが発行するビジネスカードには、さまざまな種類があります。
よく比較対象となるのは以下の2枚のクレジットカードです。
- ライフカードビジネスライトプラス(ゴールドカード)
- ライフカードビジネス スタンダード
それぞれ、ライフカードビジネスライトプラスとの比較をベースに、メリット・デメリットをまとめてみます。
- メリット
- ・国内・海外旅行保険・シートベルト傷害保険あり
・カード利用1,000円につき1ポイントを還元
・国内の主要空港の空港ラウンジが利用可能 - デメリット
- ・年会費が有料(税込2,200円・初年度無料)
- メリット
- ・限度額が最大500万円まで(500万円以上も相談可)
- デメリット
- ・決算書の提出が必要な場合あり
・追加カードが発行できない
このように比較するとわかりますが、「ライフカードビジネスライトプラス」シリーズは決算書の提出が不要という点が、「スタンダード」との大きな違いです。
ゴールドカードは年会費が有料になる代わりに、ポイント還元や空港ラウンジ、各種保険が付帯します。また、カードの見た目もゴールドになります。
一方で、同じ一般カードである「ライフカードビジネス スタンダード」は限度額の大きさが魅力です。
「ライト」は一般カード・ゴールドカードにかかわらず、限度額は最大500万円までとなっています(以前は上限200万円だったのですがその後引き上げられたため、現在ではビジネススタンダードの優位性は薄れました)。
ライフカードビジネス スタンダードも、審査次第で限度額は500万円、場合によってはそれ以上も相談可能です。
ただし、法人の場合は登記事項証明書の提出必須です。また、限度額が200万円以上になる場合は、決算書2期分も用意しなくてはなりません。
個人事業主も、限度額が200万円を超える場合は、本人確認書類に加えて確定申告書2期分の提出が必要となります。
起業したばかりの方や、決算書類などの提出を最小限にしたい方は「ライフカードビジネスライトプラス」がおすすめです。
本人確認書類だけで申込みできる
ライフカードビジネスライトプラスは、提出書類が少ないことが大きなメリットです。
法人・個人事業主ともに「代表者の本人確認書類のみ」で審査してもらえます。
クレジットカードの利用限度額は最大500万円ですが、これは与信審査の上で決まるものなので、起業したばかりだと少し低く設定されるかもしれません。
クレジットカードブランドは、VISA・Mastercard・JCBの3種類から選択できます。
いずれも国内・海外で普及している有名なクレジットブランドですので、お好きなものを選んで問題ありません。
VISA・Mastercard・JCBの3ブランドが用意されていますが、このうちVISA・Mastercardにのみ、独自特典がついています。
- VISAを選んだ場合
- VISAが提供するビジネス向け優待サービス「Visaビジネスオファー」が利用可能。
- Mastercardを選んだ場合
- Mastercardが提供する「Mastercardビジネス・アシスト」が利用可能。
いずれも、ビジネスシーンで利用する機会の多いサービスを「優待価格」で利用できる無料特典です。
JCBブランドへのこだわりがない方は、VISAまたはMastercardの選択が特におすすめです。
私の場合は、普及率がもっとも高い「VISA」を最初に選択しました。少しでも使えるお店が多い方がいいですからね。
管理人がライフカードビジネスライトプラスを評価する
ライフカードビジネスライトプラスは、もともと「起業したばかりの経営者向けのカード」というコンセプトで作られています。
よって、公式サイトでも
- 会社設立・開業後でもOK
- フリーランス・副業の方にもおすすめ
- 決算書不要、審査書類は本人確認書類のみ
であることを大きくアピールしています。
私が当時、個人事業主として起業したときも、真っ先に行ったのが「銀行口座の開設」と「クレジットカードの申込み」でした。
まずは決済手段の確保が優先事項だと考えたからです。
当時は、「創業間もない方向けのクレジットカード」はなかったように思います。
また、起業直後はお金に余裕がありませんから、経費は1円でも切り詰めたいというのが正直なところかと思います。
ライフカードビジネスライトプラスは、年会費も完全無料なので、創業すぐはもちろん、ビジネスがある程度軌道に乗ってからも長く使えるビジネスカードになると思います。
最近は、クレジットカードとクラウド会計ソフトの連携がとても便利なので、あわせて会計ソフトの導入を進めることもおすすめします。
クラウド会計ソフトは、クレジットカードのWEB明細のデータを取り込み、面倒な仕訳作業がほぼ自動的になるので、経営者は利益に直結する業務に集中して取り組むことができます。
最短3営業日スピード発行
繰り返しとなりますが、ライフカードビジネスライトプラスの申込みに必要な書類は「代表者の本人確認書類のみ」です。
運転免許証や健康保険証、パスポートといった本人確認書類が利用でき、これらもWEBアップロードでの提出が可能です。
WEB完結で申込みが完了しますので、審査から発行まで最短3営業日のスピード発行を実現しています。
創業してすぐにビジネス用のカードが必要な場合でも、早ければ1週間以内にライフカードビジネスライトプラスを受け取ることが可能です。
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