個人事業主向け、2024年版 青色申告ソフトを口コミで比較
執筆者:川原裕也 更新:
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青色申告ソフトがあれば確定申告は楽勝です(無知識だった私も経験済み)。
毎年2月16日から3月15日は確定申告のシーズンで税務署が混み合います。
今でこそ手書きで帳簿を作っている人は少なくなりましたが、まだまだエクセルで帳簿付けをしている人も多いです。
しかし、青色申告ソフトを使えば複雑な複式簿記や決算書の作成も驚くほど簡単にできるので、65万円の青色申告特別控除が受けられます。
青色申告ソフトの導入には、確かにコストがかかりますが、業務効率化と青色申告特別控除による節税効果を考えると、導入メリットはかなり大きいです。
この記事では、確定申告の前に知っておきたい
- 青色申告の節税額
- 最新の会計ソフト事情
- おすすめ会計ソフトの比較
がすべてわかります。
目次
知識がなくても確定申告できた
私が個人事業主をやっていたのはもう12年以上前の話になります。
当時、何も学ばずに勢いで自営業になったので、当然簿記や会計の知識はまったくありませんでした。
しかし、個人事業主になったら確定申告はしなければならないだろうと考えていて、開業と同時に青色申告ソフトを導入(当時はクラウド会計がなかったので「やよいの青色申告」を選びました)。
自分で調べたりサポートに聞きながらやっていくうちに、何の知識もないまま帳簿や決算書まで作成できたことを覚えています。
最初は経費を気にして、エクセルをカスタムしたような無料の確定申告ソフトも試してみましたが、上手く使いこなせず。。。
やはり、簿記の知識がない人でも使えるように設計されている市販の青色申告ソフトの方が、ダントツに使いやすかったです。
青色申告で20万円以上の節税も
65万円の青色申告特別控除を受けるには、複式簿記による帳簿の作成と決算書の提出が条件となります。
作業的にはかなり面倒なのですが、前述のとおり青色申告ソフトを使えばかんたんです。
では、白色申告と65万円の特別控除が付いた青色申告では、税金はどれくらい違うのか。節税額を比較してみました。
年間所得 | 白色申告 | 青色申告 | 節税額 |
---|---|---|---|
100万円 | 100,800円 | 4,800円 | 103,200円 |
200万円 | 250,800円 | 153,300円 | 97,500円 |
300万円 | 439,300円 | 309,300円 | 130,000円 |
400万円 | 721,300円 | 559,300円 | 162,000円 |
500万円 | 1,071,300円 | 876,300円 | 195,000円 |
700万円 | 1,771,300円 | 1,576,300円 | 195,000円 |
900万円 | 2,521,400円 | 2,306,900円 | 214,500円 |
1,000万円 | 2,963,400円 | 2,686,900円 | 276,500円 |
年間所得 = 経費を差し引いた年間の利益のことです。
このように、所得が少なくても10万円以上、所得が増えるほど節税額は大きくなり、青色申告によって20万円以上の節税も可能となります。
クラウド会計ソフトが主流
ここ最近の青色申告ソフトの動向ですが、クラウド会計ソフトが主流になっています。
すでに業界大手の「やよいの青色申告」も「やよいの青色申告オンライン」としてクラウド版をリリースしています。
クラウド会計とインストール版の違い
これまでの確定申告ソフトと、クラウド確定申告ソフトは一体なにが違うのか。まとめるとこのようになります。
クラウド確定申告ソフトの特徴
・インストール不要です。
・ID/パスワードでログインしてWeb上で閲覧、編集を行います。
・ID/パスワードがあれば、Windows、Mac関係なく使えます。また、スマホやタブレットでの利用に対応している確定申告ソフトもあります。
・データはクラウド上に安全に保管されるのでパソコンを買い替えてもデータ引き継ぎは不要です(バックアップも自動で取ってくれます)。
・金融機関やクレジットカードのWEB明細を登録すると、そのデータを自動的に取り込んで帳簿に反映してくれます。
・常に最新の機能、最新バージョンが利用でき、自動的にアップデートされます。消費税率や税制の変更にも無料で対応できます。
・月額または年額払いなのでランニングコストがかかります(年間1万円程度)。
インストール型 確定申告ソフトの特徴
・パソコンにインストールして使います。
・Windows版、Mac版が分かれています。またインストール台数に制限があるので、デスクトップ・ノートなど複数のパソコンで同時には使いにくいです。
・データはパソコン内に保存するので、PCの買い替えでデータの引き継ぎ、再インストールなどが必要です。
・消費税率や税制が変わった場合は新しくソフトを買い直したり、自分で細かく設定する必要があります。
・買い切りタイプなので一度購入すれば費用はかかりません(販売価格は1万円~2万円ぐらい)。
クラウド会計ソフトのメリット
上記の比較を見てもわかるとおり、ブラウザ上で閲覧・編集を行うクラウド確定申告ソフトは、より柔軟に使えます。
最近はノマドワーカーとして、自宅でデスクトップPCを使い、カフェではノートPCで作業をする方も増えています。また、移動中にスマホを使う自営業の方も多いでしょう。
こうしたシーンで、「クラウド型」は威力を発揮します。クラウド確定申告ソフトなら、複数のパソコンやスマホからいつでも最新のデータを閲覧・編集できるのがメリットです。
また、クラウド確定申告ソフトの最大の利点として、銀行のインターネットバンキングやクレジットカードの取引明細を自動的に取り込み、帳簿に反映してくれる仕組みがあります。
この機能のおかげで、複式簿記の知識がまったくない人でも簡単に、青色申告ができるようになったのです。
自動取り込み機能を使うと仕訳が楽になるだけでなく、常に最新の業績を把握できるという隠れたメリットがあります。
確定申告というと、年末に領収書を集めて必死で手入力しているイメージがありますが、クラウド確定申告ソフトを使うと、リアルタイムで売上や経費が帳簿に反映できるので、「今月の売上・経費・利益」が常に見える化できます。
また、自動仕訳なら数字の入力ミスが絶対に起こらないので、数字が合わずに困るということもなくなります(私はクラウド確定申告がまだない頃、インストール版を使っていましたが、入力ミスで数字が合わないという経験が結構ありました)。
データの保存は高セキュリティのデータセンターに保存され、毎日バックアップを取ってくれるので、自分のパソコンでデータを管理するよりも安全です。
「ウイルスバスターの入ったパソコンでデータを管理する」などとは比較にならないほど、高いセキュリティで帳簿のデータは守られます。
クラウド会計ソフトは法人での導入も進んでおり、近い将来、業界標準になることはほぼ間違いがありません。
もしこれから青色申告ソフトを導入するのであれば、個人的にはクラウド型の青色申告ソフトをおすすめします(私も現在は法人を経営していますが、クラウド会計ソフトを使っています)。
評価はかなり高いです
私は仕事上、個人事業主の方とお話をする機会が多いのですが、最近はクラウド確定申告ソフトを使っているという方が増えています。
実際に生の声を聞いても「クラウド確定申告ソフトはとても便利、もっと早く使っていれば良かった」と答える人がすごく多いです。
ランニングコストがかかるというのは、経費を節約したい個人事業主の方にとっては確かにネックなのですが、クラウド確定申告ソフトはそれ以上の価値を提供できているからこそ、導入が進んでいるのだと思います。
おすすめの青色申告を比較
個人的にはクラウド確定申告ソフトがおすすめですが、今回はインストール型の青色申告ソフトも含めて、比較したいと思います。
一応、管理人のおすすめ順にランキングしています。
マネーフォワードクラウド確定申告
・クラウド型
・自動取り込み機能の精度は業界トップクラス
・売上、キャッシュフローレポートをグラフで表示
・電話、メール、チャットによるサポートあり
【利用料金(月額)】
パーソナルミニ:1,408円
パーソナル:1,848円
パーソナルプラス:なし
【利用料金(年額)】
パーソナルミニ:11,880円
パーソナル:16,896円
パーソナルプラス:39,336円
※税込の金額です(税率10%)
おすすめ度:★★★★★
※1ヶ月の無料お試しあり
クラウド確定申告ソフトで最も勢いがあるのが、マネーフォワードクラウド確定申告です。
サポートなしプランなら年間1万円程度で利用できます。
マネーフォワードクラウド確定申告は、業界でもトップクラスの高精度な自動取り込み機能を誇ります。
というのも、このソフトは1,500万人以上が使う家計簿アプリ「マネーフォワードME」を運用する会社が提供するサービスだからです。
家計簿アプリ「マネーフォワードME」で培った自動取り込み機能をビジネスソフトに反映しているからこそ、正確さには定評があります。
マネーフォワードクラウド確定申告は、請求書作成、給与計算、経費精算、マイナンバー管理の一部機能が使えます。
※利用者の口コミ
今年の分の会計処理一切してなかったけど、ぼちぼちやり始めた。マネーフォワードクラウド確定申告っていうの契約してて、去年も使ったけど楽でいいわ。口座とクレカの取引は自動で全部読み込んで推測で仕訳も入力してくれてるから、間違いがあったら訂正するだけでポチポチ登録してくだけ。もう十ヶ月分終わった。
— のびた (@nobinobi5963)
確定申告ソフトを弥生クラウドからマネーフォワードクラウドに乗り換えて4か月経った。MFのほうが自動仕訳の精度が良くて取り込みが速いから帳簿が捗る。
— さくらこ@豆乳飲料 (@af_sakurako)
個人向けのマネーフォワードクラウド確定申告かなり使えるな。バージョンアップ不要なのが超絶に楽。
— 高木健太郎 (@knowledgetax) 2016年3月30日
freee(フリー)
・クラウド型
・個人事業主に絶大な人気を誇るクラウド確定申告ソフト、有料課金事業所数は45万を突破
・高機能な請求書作成、管理ツール
・領収書をスマホで撮影して取り込む機能
・メール、チャットによるサポートあり
【利用料金(月額)】
スターター:1,628円
スタンダード:2,948円
プレミアム:なし
【利用料金(年額)】
スターター:12,936円
スタンダード:26,136円
プレミアム:43,780円
※税込の金額です(税率10%)
おすすめ度:★★★★★
※30日間の無料お試しあり
マネーフォワードクラウド確定申告と同じくらい人気なのがfreee(フリー)です。
おそらく、個人事業主の人気度でいうとフリーの方が上回っています。それくらい、freeeを使っている人は多く、絶賛している人も多いです。
自動取り込み機能の精度も高く、経理の知識がない人でも税理士の力を借りることなく、確定申告ができます。
freeeはスマホ対応しているので、専用アプリで帳簿への仕訳入力・閲覧が可能です。
また、スタンダードプラン以上で使える機能となりますが、スマホのカメラで撮影するだけでレシートの文字を読み取り、帳簿に反映してくれる機能もあります。
freeeはメールとチャットサポートのみを提供しており、電話サポートはありません(プレミアムプランでは電話サポートを提供)。
スタンダードプランに登録すると、「レシートの読み取り」「サポートの優先対応」「売上・キャッシュフローレポート機能」が使えます。
また、すべてのプランで高機能な請求書の作成・管理ツールを提供しています。請求書の発行枚数が多い個人事業主の方にとって、このツールは非常に利用メリットが大きいです。
マネーフォワードクラウド確定申告と比較して料金は少し高いですが、無料で使えるソフトもあるなかで、45万人以上の事業主が有料で利用しているという安心感は大きいです。
※利用者の口コミ
別に企業の回し者じゃないんだけどfreeeってオンラインソフトがね確定申告するのに便利でね
簿記に触れたことない確定申告二年目の私が無事に青色出せるレベルだよ
ただ給料別にある人は気をつけ無いと申告ミスって修正依頼が後々届くよ(去年やらかした— ナガル (@nagaru35) 2016年3月15日
MFすでに使ってるしマネーフォワードクラウド確定申告とfreee迷ったけど後者の方がヘルプが充実してて良さそうだった
— はちみつキーボード (@i315)
源泉徴収のお金が振り込まれてた。
freeeで確定申告が、本当に楽になったから、効率のいいアルバイトみたいなもんだな。— Junya Hirano (@junya_1991)
やよいの青色申告シリーズ
・インストール版、クラウド版 両方あり
・業界大手の確定申告ソフト
・仕訳・経理の相談ができて確定申告の不安を解消
・電話サポート付きでも年間1万円台
【利用料金】インストール版(買い切り)
セルフプラン付き:15,400円
ベーシックプラン付き:15,400円
トータルプラン付き:28,600円
【利用料金(年額)】クラウド版
セルフプラン:9,680円(すべての機能を1年間無料でお試し)
ベーシックプラン:15,180円(1年目は6,600円で利用可能)
トータルプラン:26,400円(1年目は13,200円で利用可能)
※税込の金額です(税率10%)
おすすめ度:★★★★
業界大手の「弥生」は、
- やよいの青色申告 24 +クラウド(インストール版)
- やよいの青色申告オンライン(クラウド版)
の2つに分かれます。
インストール版の「やよいの青色申告 24 +クラウド」は、Mac非対応でWindowsのみで利用できます。
インストール版もクラウドに取引データを保存したり、データのバックアップ・ダウンロードができるなど「+クラウド」機能がついています。
クラウド版となる「やよいの青色申告オンライン」は、ブラウザで閲覧・編集をするので、Windows・Macを問わず複数のPCで利用することが可能です。
また、専用のアプリを使って取引を入力したり、銀行やクレジットカードのデータを取り込んで自動仕訳してくれます。ただし、仕訳の精度はマネーフォワードクラウド確定申告やfreeeと比較すると少し劣るという意見があります。
やよいの青色申告が個人事業主の方に支持されている理由は、サポートがかなり手厚いからです。
セルフプランのサポートは電話、メールとなっており、チャットによるサポートが受けたい場合はベーシックプランの申し込みが必要です。
また、最上位のトータルプランなら、確定申告ソフトの使い方だけでなく、「仕訳の相談」「確定申告の相談」「その他の経理業務の相談」までできるので、まさに税理士いらず。
会計に関するどのような悩みでも相談できるサポート体制が年間2万円台で利用できるのが、やよいの青色申告のメリットです。
弥生会計はコールセンターも大規模なので、マネーフォワードクラウドやfreeeと比較してサポート面では一歩リードしています。
私の知っている個人事業主の方も「サポートが充実しているから弥生を選んでいる」という方がいます。
さらに、やよいの青色申告オンライン(セルフプラン)は、1年目に限り完全無料で利用でき、2年目以降も他社のクラウド確定申告ソフトと比べて安いです。
コストを抑えてクラウド確定申告ソフトを試してみたいという方にも、やよいの青色申告オンラインはおすすめです。
※利用者の口コミ
やよいの青色確定申告すごくわかりやすかったです。
— たぬキつネこ (@hakoniwanoneko)
気づいたらもう来年の確定申告も見えてきて、今年は本格的な記帳が必要だから、やよいの青色申告 オンラインのライセンス買おうと思うんだけど、この8,640円って経費で申告できるとしたら、所得税と住民税と地方税と事業税を33%とすると、実質的5800円で買えるんだよな多分。
— 精神疾患者(イリザロフ法まで@820万) (@Schizofrenia) 2016年11月4日
確定申告書類作り終えた。やよいの青色申告オンラインとか言うソフトで簡単だった。
— Cyberdog73 (@cyberdog73) 2016年3月14日
みんなの青色申告
・インストール版(自動取り込み機能あり)(Mac非対応)
・買い切り料金で自動取り込み機能が使える
・業種に応じてよく使われる勘定科目を自動設定
【利用料金(買い切り)】
製品版 10,780円(30日間の無料お試しあり)
※税込の金額です(税率10%)
おすすめ度:★★★
会計ソフト業界では知名度の高い「ソリマチ」が提供するのがみんなの青色申告です。
インストール不要のクラウド型確定申告ソフトではなく、インストール版の会計ソフトに自動取り込み機能を付けたという内容です。
ソリマチが開発した新機能「MoneyLink」を使うことで、みんなの青色申告に金融機関やクレジットカードのデータを自動的に取り込めます。
取り込んだデータは自動仕訳されるので会計の知識がなくてもサクサク仕訳ができます。
ただし、データのバックアップを自分で行わなければならないことや、複数のパソコンで使いにくい点など、インストール型ならではのデメリットはあります。
また、インストール型なので残念ながらMac非対応です。
「ランニングコストが気になるので買い切りで使いたい。でも、自動取り込み機能は欲しい。」という方におすすめ。
※利用者の口コミ
ソリマチの「みんなの青色申告」、神ソフト! すごーーい、申告書類、自分で作れちゃった! いえーーー!
— 七宮昴 (@maogatos) 2015年3月6日
MJS かんたん!青色申告
・インストール版(Mac非対応)
・旧名:ミロクのかんたん!青色申告
・専門知識不要、使いやすさを追求したソフト
【利用料金(買い切り)】
無料体験版あり
通常版:7,920円
※税込の金額です(税率10%)
おすすめ度:★★
やよいの青色申告やみんなの青色申告に続く第3の会計ソフトとして知られていましたが、クラウド会計の登場以降、少し露出が減ってきています。
画面の使い勝手はやよいの青色申告に近く、知識のない方でも使いやすい設計です(ただ、まったく使いやすくないという意見もありました)。
無料体験版があるので、導入前に使い勝手を試すことができます。
なお、5年間の無償アップデート付きは現在は販売終了しています。
※利用者の口コミ
「ミロクのかんたん!青色申告」の最新版Ver.9のダウンロード案内が来てた。5年間無料アップグレード可能なライセンスなんだけど、そういえば今、何年目だったっけな……?
— にしし/西村文宏 (@nishishi) 2014年12月12日
ジョブカン青色申告
・インストール版、クラウド版 両方あり(Mac非対応)
・買い切り料金で自動取り込み機能が使える
・業種に応じてよく使われる勘定科目を自動設定
【利用料金(買い切り)】
通常版:8,140円
クラウド版:13,200円
乗換・優待版:5,500円
※税込の金額です(税率10%)
おすすめ度:★★
旧ビズソフトの「ツカエル」シリーズの青色申告ソフトです。
ビズソフト株式会社は株式会社ジョブカン会計に社名変更し、「ツカエル青色申告」は「ジョブカン青色申告」に変更になりました。
従来型の会計ソフトといった印象で、帳票や決算書の印刷までをすべてこなせます。
金融機関とも連携し、銀行明細、クレジットカード明細情報を取り込んで仕訳を作成できます。
また、貸借対照表や損益計算書をグラフ表示する機能があり、現在の経営状況の把握に役立てることが可能です。
やよいの青色申告のようにサポートが充実しているというわけでもありませんが、とにかくソフトが安いというのが最大のメリットです。
ジョブカン旧製品や他社ソフトから乗換の方が購入できる乗換・優待版なら、5,500円(税込)で購入できます。
※利用者の口コミ
『ツカエル青色申告』便利すぎワロタ。今までエクセルでマクロやらいじくってエラー吐くたびにゲロ吐いてたのが嘘みたい。けちらず早く買うべきだったとすら思うレベル。半年分の帳簿が1時間強でつくという奇跡。これで5000円台(お店によるかも)なわけで。今年買ったものの中で一番当たりかも。
— ぺろりんちょ (@pelorincho) 2015年9月15日
これまで弥生会計2003(win7でも動きます!)をえんえん使っていたのですが、さすがに古すぎるので青色申告会推奨?の「ツカエル青色申告」にすることに。青色申告会で弥生会計からのデータの引き継ぎもしてくれるそうです。
— 柏枝真郷 (@kashiwae) 2015年3月31日
今まではビズソフトのツカエル青色申告を使ってたんだけど、ライセンス更新するお金がなくて確定申告書Bが作成できなかった。だから無料のマネーフォワードクラウド確定申告に変えた。すごく使いやすくてオススメ。正直有料のビズソフトより簡単で使いやすい。欠点はクラウドなので若干もっさりとしている点だけ。
やるぞ!青色申告
・インストール版(Windwos版、Mac版あり)
・2ライセンスまで利用可能
・最長15ヶ月間のメール・電話サポート
・無料体験版あり
【利用料金(買い切り)】
節税申告フルサポートパック:11,880円(WIN)、12,980円(Mac)
フリーランス・個人事業主のかんたん節税申告パック:9,680円
※税込の金額です(税率10%)
おすすめ度:★★
やるぞ!青色申告はMacに対応している確定申告ソフトです。
ただし、インストール版なのでWindows版、Mac版は別売りとなります。
1台のソフトにつき2ライセンスまで利用できるので、税理士と共有したり、デスクトップ・ノートなどの2台のパソコンで使うことも可能です。
最長15ヶ月のメール、電話サポート、リモート操作がついた「節税申告フルサポートパック」は、Windows版、Mac版で価格が異なります。
ほかにも、ダウンロード版、業務用、複数申告の方向けなど、14種類あります。
※利用者の口コミ
Mac用の青色申告アプリのオススメってありますか?今回はやるぞ青色申告を使ったのですがコピペとか微妙に使いづらくて…。
なんとなくクラウドは避けたい気もするのだけど電車に乗ったところで入力!って出来るのは忘れなくて良いのかなぁとかとか。
— とものかつみ12/4音のくひとり旅 (@tomonokatsumi) 2016年3月15日
価格と確定申告書作成機能が付いてることを考えると、やるぞ青色申告かな。
パッケージにデカデカとお姉ちゃんの顔写真は微妙だけど、買うのダウンロード版だし。— combatsheep (@combatsheep) 2016年3月6日
数日悩んだけど、「やるぞ!青色申告」にしてみることにした。簿記知識ゼロでもがんばれるといいな…。
— hm (@homiehomy) 2015年7月6日
まとめ
確定申告ソフトは、これまで大きな動きがない業界でしたが、クラウド会計ソフトの登場によって業界が一変しようとしています。
今回はインストール版の製品も含めて利用者の口コミを調査しましたが、やよいの青色申告、マネーフォワードクラウド確定申告、freeeの意見は目立つものの、それ以外の会計ソフトに関する意見はほとんどなかったというのが正直な感想です。
中小企業庁のデータによると、個人事業主の数は2009年の時点で242万人。この数は年々減っているそうで、実際2016年には197万人となっています。
クラウド確定申告ソフトfreeeの有料課金ユーザーがすでに45万社を超えており、有料課金ユーザー企業数には個人事業主を含むとのことで、freeeだけを見ても個人事業主の5人に1人はクラウド確定申告ソフトを導入していることになります。
もちろん、業界全体で見るとその割合はもっと増えるでしょうから、すでにクラウド確定申告ソフトを導入している個人事業主は半数程度にはなっていると予想でき、その割合は今後も拡大していくと思われます。
長年おなじ確定申告ソフトを使ってきて慣れているという方は、これまで通りインストール版のソフトを使うのも良いと思います。
しかし、新しく確定申告ソフトを導入するのであれば、これからはやはりクラウド会計の時代であることは間違いありません。
前述のfreeeは30日の無料お試しプランがあるので、確定申告前にクラウド会計を試してみるのも良いと思います。
2件のコメント
クラウド会計ソフトを使用するには銀行口座などと連動させる義務があるのですか?
あまりに全てを把握して欲しく無い場合もあると思うのですがそのあたりはどうなっていますか?
>はちさん
銀行の取引明細を会計ソフトに自動取り込みする場合に連携が必要ですが、会計ソフトを利用するだけなら、連携しなくても問題ありません。
連携は任意です。例えばA銀行とB銀行2つを使っていて、A銀行だけを連携してデータを自動取り込みし、B銀行は連携せず、データは手動で入力するということも可能です。