個人事業主の青色申告ソフト比較!MFクラウド確定申告かfreeeかやよいの青色申告か

個人事業主の確定申告ソフト

個人事業を営む上で、結構面倒だと感じるのが確定申告です。

青色申告特別控除の65万円が魅力的で青色申告をしてみたは良いものの、日々の帳簿付けが大変で領収書が溜まったり。。。

また、顧問税理士に帳簿付けなどをお願いする場合でも、個人事業主にとっては顧問料が大きな負担になることも少なくありません。

しかし最近では、ITの力によって会計の知識がない人でも半自動的に仕訳(帳簿付け)ができてしまう「クラウド会計ソフト」が支持されています。

特に個人事業に強みを持っているfreeeは、すでに60万事業者の方が利用しています。クラウド会計ソフトを導入することで、大幅な業務効率化とコスト削減が実現できます。

今回は、代表的なクラウド型の青色申告ソフト「MFクラウド確定申告・freee・やよいの青色申告(白色申告)オンライン」の3つを比較しました。

中小企業や有限会社など、法人向けソフトの比較は下記の記事をご参照ください。

クラウド確定申告ソフトの料金とラインナップ

会計

まず、クラウド確定申告ソフトの料金やそれぞれのプランについてまとめます。

会計ソフトの中には「無料プラン」を用意している場合もありますが、あくまでも「お試しプラン」となるので、本格的に使うには有料課金が必要です。

会計ソフト名・プラン月額年払い
freee スターター980円9,800円
freee スタンダード1,980円19,800円
freee プレミアム3,980円39,800円
やよいの白色申告オンライン セルフなし4,500円
やよいの白色申告オンライン ベーシックなし8,000円
やよいの青色申告オンライン セルフなし8,000円
やよいの青色申告オンライン ベーシックなし12,000円
MFクラウド確定申告 ベーシック800円8,800円
MFクラウド確定申告 サポート付きなし17,200円

※いずれも税抜価格です。

特徴やメリット・デメリットのまとめ

freee、やよいの青色申告(白色申告)オンライン、MFクラウド確定申告について、それぞれが持つ特色やメリット・デメリットをまとめます。

freee(フリー)

freee

クラウド型会計ソフトではNo.1シェアを誇っているのがfreee(フリー)です。

freeeは特に個人事業主に人気と言われており、満足度も96%に達している優れたソフトです。

弥生会計、会計王、勘定奉行、やるぞ!青色申告、freee、JDL、PCAのデータを読み込めるので、現在これらの会計ソフトを使っているのであれば、すぐにfreeeに移行できます。

料金プランの違い
無料お試しプランはデータの保存期間が1ヶ月間になっているので、本当にお試しでしか使えません。

手軽にfreeeを導入できるのが「スターター」プランです。基本的な仕訳や確定申告・決算書の作成はこのプランでも十分行えます。

ただし、スタータープランでは「消費税の申告ができない」というデメリットがあります。個人事業主の場合、2年前の売上高が1,000万円を越えると課税事業者となり消費税の納税義務が発生します。これくらいの規模感になったら、スタンダードプラン以上にアップグレードする必要があります。

スタンダードプランはfreeeの最も代表的なプランです。資金繰りレポートや現預金レポートなど経営に役立つデータがグラフで閲覧できる他、請求書の機能が大幅に強化されています。(定期請求・合算請求に対応)

個人事業主が普通に使う程度であれば、スタンダードプランで十分だと思います。

freeeの最上位プランとなるのが「プレミアム」です。その他のプランでは「メール・チャット」のみのサポートとなりますが、プレミアムプランは電話サポートが受けられます

また、経費精算機能で従業員が送付したレシートに対して、経費として使えるのかという「承認」判断ができます。自営業者や経理担当者が「承認」するとすぐに自動仕訳に反映されます。

スマホのカメラでレシートを作成し、それを領収書として保存する「電子帳簿保存法」にも対応。

電話サポートが欲しい方や、複数人で操作・閲覧権限を設定したいという事業者におすすめのプランです。ただし、年額39,800円と個人事業主が使う確定申告ソフトとして高めです。

freeeは他のクラウド会計ソフトと同様に、ネットバンキングやWEB明細のデータを自動的に取り込んで仕訳をしてくれます。訂正した仕訳は自動学習し、次回からより正確な自動仕訳ができるようになります。

また、請求書の作成・管理機能が組み込まれているので、freeeを導入するだけで請求書のクラウド化も実現できます。通常、請求書作成ソフトは有料なので、追加で料金がかかってしまいますが、freeeなら月額利用料の範囲で高機能な請求書の作成・管理機能使えます

ただし、個人事業主が一人で使うには十分な機能を有している「スタンダード」プランで比較すると、他の会計ソフトよりも高めなのがデメリットです。

また、freeeは仕訳方法が独特なので、簿記や会計の知識がない人でも使いやすい設計になっています。一方で、複式簿記や会計の知識がある人にとっては、freeeの独自の画面は逆に使いにくいという意見もあります。

逆に、やよいの青色申告オンラインやMFクラウド確定申告は、よくある複式簿記の入力方法を踏襲しています。

やよいの青色申告(白色申告)オンライン

やよいの白色申告オンライン

弥生会計では、青色申告用と白色申告用でサービスを完全に分けており、それぞれに2つのプランが用意されています。

料金プランの違い
白色申告を選んでも、青色申告を選んでも、セルフプランなら1年間無料で使えます。ベーシックプランも最初の1年は半額で使えます。無料期間が長いのが、やよいシリーズのメリットです。

セルフプランを選択しても機能制限はなく、ソフトとしての違いはどちらでも同じです。ベーシックプランには「電話・メールサポート・業務相談」といったサポートが含まれます。

会計ソフトを使うのが初めての方や、簿記のことがまったくわからないという方はサポート付きのベーシックプランがおすすめです。

これまでは購入段階で「Windows用・Mac用」を選択する必要がありましたが、クラウド型の確定申告ソフトなので、Windows・Macを問わずに使えます。また、モバイルアプリで仕訳ができるので、移動中でもスマートフォンを使って、すぐに購入した備品の仕訳をすることが可能です。

クラウド確定申告ソフトの強みはデータの自動取り込み・自動仕訳にあります。

YAYOI SMART CONNECTに情報を登録しておくだけで、ネットバンキングの取引明細やクレジットカードのWEB明細からデータを抽出し、自動的に帳簿に反映してくれます。また、レシートをスキャナで読み取ったり、スマホのカメラで撮影するだけで、自動的に仕訳ができる機能も導入されています。(こちらはまだ精度に問題はありますが)

取り込んだデータは自由に修正することができますし、現金取引など、こちらで一から仕訳を入力することもできます。

一度登録したものは、やよいの青色申告オンラインが自動的に学習します。最初の取り込みで間違っていても、それを修正してあげるだけで、次回から正確な仕訳が行えるので、使えば使うほど賢くなります。

帳簿が完成したら、決算書の作成もすぐに完了します。e-TAXに対応しているのでそのままWEBで確定申告をすることも可能です。

データの取り込みが簡単なので、領収書や取引明細を溜めることなく、リアルタイムで処理できます。毎日、最新の帳簿が出来上がるので、正確なレポートを作ることができ、現時点での売上や支出がどれくらいあるのかが、ひと目で把握できるようになっています。

やよいの青色申告オンラインを選ぶ最大のメリットは、なんといっても「やよい」ブランドであることです。弥生会計はこれまでに多くの利用者実績があるので、個人事業主の方でもずっと弥生を使ってきたという方も多いと思います。

すでにやよいの青色申告や白色申告を使っている方でも、簡単にデータをクラウドに移行できるので安心です。

MFクラウド確定申告

MFクラウド確定申告

ラクすぎる会計ソフトとしてテレビCMなども行っているMFクラウド確定申告。
お試しレベルではあるものの、無料プランがあるのがMFクラウド確定申告の特徴です。自動取り込みで連携できる金融機関が他社よりも多いと評判です。利用者数はfreeeに続いて2番目。

料金プランの違い
無料プランとして「フリープラン」が用意されています。しかし、フリープランは「毎月15件しか仕訳できない」「データの出力ができない」など、とにかく制限が大きいです。そう考えると、フリープランはやはり「お試しレベル」となります。

通常は「ベーシックプラン」を契約することになります。こちらは仕訳無制限でMFクラウド確定申告のすべての機能が使えます。唯一、電話サポートがないことがベーシックプランのデメリットです。(メール・チャットサポートはあります) ベーシックプランも30日の無料お試しが可能です。

MFクラウド確定申告の最上位プランは「あんしん電話サポート付きベーシックプラン」です。ソフトの利用に不安を感じている方は、いつでも電話で問い合わせができるこのプランがおすすめです。

特にサポートが必要ないという方は、通常のベーシックプランで十分だと思います。

私の会社でも法人向けのMFクラウド会計を使っていますが、MFクラウドシリーズは連携に力を入れているのが特徴です。

例えば、他の会計ソフトからMFクラウド確定申告に乗り換えたいと思った場合、現在利用している会計ソフトのファイル(CSV)を読み込ませるだけで、すぐに移行が完了します。

弥生会計、会計王、勘定奉行、やるぞ!青色申告、freee、JDL、PCA、財務応援、ミロク、A-SaaS、CASH RADAR、インフォマート、flamを使っている人は、簡単にMFクラウド確定申告に乗り換えることができます。

また、MFクラウド確定申告は他のソフトウェア形式でファイル出力できるので、「弥生形式」などでファイルを出力すれば税理士などとの連携も取りやすいです。

金融機関と連携してWEB明細などのデータを自動的に取り込んで仕訳してくれる、仕訳を訂正するとそれを学習してどんどん賢くなる。この点は他の会計ソフトと同様に、MFクラウド確定申告の目玉となる機能です。

MFクラウドが圧倒的に優れているのは、自動取り込みの連携ができる金融機関がダントツで一番多いことです。(記事執筆時点で3,623社)

決算書、確定申告書もすぐに作成でき、それとは別に収入・支出などが把握できるレポート機能もあります。レポートはスマホアプリでも確認でき、経営の改善に役立てられます。もちろんクラウド型の確定申告ソフトなので、Windows・Mac・タブレットでも利用可能です。

MFクラウド確定申告はスペックも高くデメリットは特にありません。お試しで30日間使ってみて、直感的に使いやすいかどうかに尽きます。

会計ソフト単体での料金はfreeeと比較して安めの料金設定ですが、姉妹ソフトである「MFクラウド給与(給与計算ソフト)」や「MFクラウド請求書(請求書の作成)」なども導入すると、年間の利用料は結構高くなります。

最も、確定申告ソフトの「MFクラウド確定申告」だけを導入し、その他は他社のソフトを使うという選択もできるので、すべてをMFシリーズで揃える必要はありません。

利用者の口コミ情報

クラウド会計ソフト利用者の意見

MFクラウド確定申告、やよいの青色申告・白色申告オンライン、freeeを使っている人の口コミをまとめます。

多くの人に共通している口コミが、「従来型の確定申告ソフトよりもクラウド型にしてよかった」ということです。やはり、これまでのような手入力から自動取り込みに変えるだけでも、生産性は大幅に上がります。私もクラウド会計ソフトを使っていますが、数字の入力ミスがないという点も大きいです。

3社の口コミを比較してみて、もっとも評判だったのがMFクラウド確定申告です。料金も安価ですし、使いやすいという意見が多かったです。

freeeも使いやすさにおいてはMFクラウド確定申告と同じくらい評価が高かかったのですが「営業の電話がしつこい」という声がちらほら。。。せっかくクラウド確定申告ソフトを使って業務効率を改善できても、その分を営業の電話に費やさなくてはならないのは本末転倒です。この点はぜひ改善していただきたいです。

一方で、評判があまり良くなかったのがやよいの青色申告・白色申告オンラインです。使いやすいという意見はたくさんあったのですが、画面が「重い」という口コミが多数。

同じような口コミが法人向けの会計ソフト「弥生会計オンライン」でも言われているのですが、やよいの青色申告・白色申告オンラインは弥生会計オンラインに先行して数年前からリリースされています。

それでも未だに「重い」という意見が目立つことを考えると、改善にはもう少し時間がかかるのかもしれません。

クラウド確定申告ソフトの良いところは、税制改正なども含めて常に最新版に自動アップデートされるということです。今は少し使いづらくても、時間が経つに連れて機能の改善がどんどん行われるので、将来的には使いやすくなる可能性は十分あります。

お気軽に質問してください

質問

私もまだまだクラウド会計ソフトについて勉強中の身です。

また、将来的にクラウド会計がもっと普及すれば、個人事業・中小企業・有限会社の方々の生産性が上がるのになと思っています。

もし、クラウド会計ソフトについてわからないことがあれば、私の知っている範囲でお答えしますのでお気軽に質問してください。(もちろん無料です)

質問はこちらからどうぞ。

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