オンライン融資「みずほスマートビジネスローン」を小規模法人が利用する条件と借入利率

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みずほスマートビジネスローン

銀行各社が対面不要のオンライン融資に力を入れています。

みずほ銀行のオンライン融資「みずほスマートビジネスローン」は、ネット完結で事業資金の借入ができるサービスです。

メガバンクという安心感と、最短2営業日のスピード融資ができることから、今後さらに拡大していく可能性があります。

しかし現在はみずほ銀行からのインビテーション(案内)を受けた法人のみを対象としており、個人事業主やインビテーションを受けていない法人は申し込めません。

最長12ヶ月以内の運転資金を借りたい方向けのサービスです。

設備資金のような長期借入を希望する事業者は、これまで通り対面での借入が必要です。

最短2営業日のスピード融資

カレンダーと時間

みずほスマートビジネスローンは、審査モデルにAI(人工知能)を使うことで、スピード審査を実現しています。

  1. 申し込み
  2. 審査
  3. 融資実行

これらの一連の手順はすべてオンラインで完結します。

店舗窓口に出向くことなく、最短2営業日で融資を受けられるので、急ぎの資金調達にも利用できるのがメリットです。(※初回は2~5営業日ほどかかります)

決算書の提出も不要です。

その代わり、みずほスマートビジネスローンでは私たちが銀行の取引履歴や会計ソフトのデータなどを提供することで、審査時の判断材料に使います。

いわゆる「データレンディング」のサービスです。

これまでみずほ銀行から融資を受けるためには、決算書の提出はもちろん、何枚もの申込書類を書いたり、担当者との面談を行う必要がありました。

しかしみずほスマートビジネスローンならこれらの手続きは不要で、申し込み・融資実行まですべてオンラインで完結します。

みずほスマートビジネスローンの融資条件

AI(人工知能)

融資条件は以下の通りです。

  • 借入可能額:10万円~1,000万円
  • 借入期間:最長12ヶ月
  • 借入利率:年率1%台~14%
  • 資金使途:運転資金
  • 返済方法:元金均等返済

※担保は不要、代表者による連帯保証は必要
※印紙代等の手数料も不要です

融資可能額は最大1,000万円ですが、返済期間が12ヶ月以内と決められているため、短期資金の借入に適しています。

借入利率には幅が設けられており、審査結果次第でカードローンなみの金利になる可能性もあれば、低利率で借入できる可能性もあります。

もちろん審査結果を確認し、金利が高すぎると感じた場合は借入をやめるという選択も可能です。

申し込み条件は?

メールをする女性

現時点では利用対象者が絞り込まれています。一定のハードルをクリアした人だけが、みずほスマートビジネスローンを利用できます。

▼申込み条件

  • みずほ銀行に一定期間以上の預金がある
  • みずほ銀行に借入残高がない
  • みずほ銀行からのインビテーションを受けた方

※個人事業主は利用不可

上記のすべての条件を満たした法人が対象です。

みずほ銀行に借入残高がなく、一定の取引(預金)がある法人にのみ、インビテーションが送られる可能性があります。

インビテーションを受け取った法人は、オンラインからみずほスマートビジネスローンへ申込めます。

みずほスマートビジネスローン 公式サイト

住信SBIネット銀行 daytaとの比較

dayta(デイタ)

ネット銀行大手「住信SBIネット銀行」は、dayta(デイタ)という名前でオンライン融資サービスを展開しています。

みずほスマートビジネスローンとdayta(デイタ)のスペックを比較してみました。

借入可能額は?
住信SBIネット銀行のdaytaは最大3,000万円の融資が可能。
借入利率は?
daytaは最高 年7.999%で借りることができる。最低利率は住信SBIネット銀行もみずほ銀行も1%台。
融資までのスピードは?
住信SBIネット銀行は最短即日、みずほ銀行は最短2営業日で融資実行。
返済方法は?
みずほ銀行は元金均等返済、住信SBIネット銀行は元利均等返済。どちらも1年以内の短期融資のみ対応。
最低借入金額は?
みずほ銀行は10万円から、住信SBIネット銀行は50万円から。

両者を比較してみると、住信SBIネット銀行のdayta(デイタ)のスペックが全体的に高い印象です。

しかしこれはあくまでも表面上のスペックに過ぎず、実際審査を行ってみると、みずほ銀行スマートビジネスローンの方が好条件で借りられる場合も考えられます。

資金調達の際は、複数の銀行に申し込みを入れて最も条件の良い金融機関を選ぶのが良いと思います。「相見積もりが取りやすい」というのは、私たち事業者にとってオンライン融資を使う隠れたメリットです。

ただしどちらも、口座開設後一定期間が経過していなければ申し込みできません。データレンディングなので、銀行との取引実績(取引履歴)を築く必要があるからです。

個人事業主や小規模法人がお金を借りる他の方法

LENDY(レンディ)

みずほスマートビジネスローンは、オンライン融資を手掛けるベンチャー「クレジットエンジン」社と共同で開発したサービスです。

クレジットエンジン社が手掛ける「LENDY」のように、類似のサービスは他にも数多く存在します。

その他のサービスでは、個人事業主やインビテーションを受けていない法人でも申し込めるので、下記のサービスもあわせてチェックしてみることをおすすめします。

Lendy
最短翌営業日の借入ができるオンライン融資の定番。スマホからすぐに申し込み可能。

dayta(デイタ)
住信SBIネット銀行が手掛けるオンライン融資。借入利率 最高年7.999%という低さと最大3,000万円までの融資ができるスペックに定評。

なお、事業者向けのオンライン融資サービスは、手軽さ、スピードに優れていますが、借入利率は高めです。

中長期での借入を検討している場合は、より低金利での資金調達が可能な日本政策金融公庫や地方銀行・信用金庫などの融資に借り換えることをおすすめします。

NEXT:OLTA(オルタ)オンラインファクタリングの評判、請求書買い取りで最短即日の資金調達

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
26歳の時に右も左もわからない状態で個人事業主になりました。2年後、株式会社クートンを設立し、現在10期目です。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「1億人の投資術」でも記事を書いています。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。( 更新)

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