MFクラウドファイナンスは中小企業・個人事業主の資金調達の選択肢になりうる

MFクラウドファイナンス

私の会社でも使っているMFクラウド会計は、安価な利用料で大変便利なクラウド型会計ソフトを提供しています。

また、MFクラウド会計を開発しているマネーフォワード社は、一般消費者向けの家計簿アプリ「マネーフォワード」を開発していることでも有名です。こちらに至っては基本無料で使うことができ、350万ダウンロードを超えているほどの人気です。

なぜここまで便利なサービスを安価に提供できるのか、そのヒントの一つとなるのが将来的に提供を予定されている「MFクラウドファイナンス」の存在です。一言で言うと「中小企業向け融資」をマネーフォワード社は展開しようと考えています。

最短3日で融資、新しい資金調達の手段

金融機関から資金調達をしたことがある人は、1ヶ月程度の時間がかかってしまうスピード感にうんざりとしたことはありませんか?

担当者に資金調達の要望を出しても、そこから稟議・審査が必要となるため、どうしても借入に1ヶ月程度はかかります。また、決算書などを含め、提出書類の準備も面倒です。

MFクラウドファイナンスは、事前に金融機関に提供するデータを決めておくことで、融資の審査を簡潔にしてくれます。

事前にデータを連携しておくことで、銀行借入が必要になった時に、WEBで申込するだけですぐに、融資可否の審査をおこなってくれます。もちろん、提出書類も不要。

MFクラウドファイナンスなら、最短即日審査、最短3日で融資が受けられます。

もちろん、審査してくれる金融機関は1社だけでなくMFクラウドが提携している複数の金融機関なので、最も条件のよい金融機関からの借入が可能です。

すでにMFクラウドシリーズを利用中であればMFクラウドファイナンスを無料で利用できます。また、MFクラウドシリーズを使っていない事業者でも、MFクラウドファイナンスは利用可能です。

ただし、MFクラウドシリーズを使っている事業者のみ審査をするという金融機関も一部存在します。

個人事業主でも利用可能

MFクラウドファイナンスは法人だけでなく、個人事業主でも使えます。

ただし、事業資金の融資サービスなので、個人の消費者ローンとしては使えません。

さっそく使ってみました

MFクラウドファイナンスのキャプチャ

MFクラウドファイナンスは、提携金融機関に自社のデータを共有することからスタートします。

もちろん、自社の大切なデータは高いセキュリティで守られているので安心です。

具体的には、

などを提供します。
金融機関はそれらのデータを元に審査し、条件を提示してくれます。

すでにMFクラウド会計などを利用している場合は、銀行口座や売上のデータはMFクラウド上に保存されているので、改めて共有する必要はありません。

銀行口座データ
MFクラウド会計を使って連携した銀行口座のデータが共有されます。

売上データ
MFクラウド請求書を使って請求したデータが共有されます。

事業所データ
必要項目を埋めるだけで完了します。

上記3つのデータをすべて金融機関に共有すると、「データ連携率」が100%になります。

データ連携率とは?
MFクラウドファイナンスでは、連携しているデータの数や種類によって、事業所の審査申込可能なファイナンス商品が増えていく予定です。資金調達の選択肢を増やすために、データ連携率をあげましょう。

MFクラウドファイナンスのキャプチャ2

実際のサービススタートは2016年11月になる見込みです。

融資(ファイナンス)の希望額を入力すれば、借入可能な銀行や条件等が示されます。

MFクラウドファイナンスの仕組み

MFクラウドファイナンスの仕組み

MFクラウド会計(またはMFクラウド確定申告)を運営しているマネーフォワード社は、膨大な顧客の会計データを保有しています。

また、MFクラウドシリーズの特徴でもある半自動の会計帳簿作成によって、MFクラウドが保有する帳簿のデータはリアルタイム性が高く、事業者の現在の業績を反映していると言えます。

そこで、確度の高い大量の会計データを持つマネーフォワード社と、銀行がタッグを組んで新しい融資サービスを提供しようと考えたのが、MFクラウドファイナンスです。

1.あらかじめMFクラウド利用者は、金融機関に自社の帳簿データを提供する承諾をしておく。

2.資金調達をしたい時、希望する借入額と借入期間を入力して依頼を送信。

3.MFクラウドが帳簿データと共に資金調達の依頼を複数の提携金融機関に送信

4.金融機関は確度の高い帳簿データをすぐに確認できるので与信判断が行いやすい。

5.顧客側は複数の金融機関に同時にアプローチできる他、書類を用意する手間が省ける

MFクラウドファイナンスの仕組みを使えば、これまで手続きが面倒だった資金調達もより簡単に、そしてより迅速に行うことができます。また、複数の提携銀行に同時に打診できるので、競争が働きやすいというメリットもあります。

ビジネス向けクラウドサービス『MFクラウドシリーズ』のユーザーが、『MFクラウド会計』などのデータを活用して、金融機関からの資金調達をシームレスかつ迅速に行うことを可能にするサービスです。

多くの銀行と提携しているマネーフォワード

業務提携

マネーフォワード社はすでに多くの銀行と提携・連携しています。MFクラウドファイナンスにはこれらの銀行が絡んでくることが予想されます。ネット銀行の住信SBIネット銀行も入っていますね。

資本業務提携先
静岡銀行、山口フィナンシャルグループ(山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行)、東邦銀行、クレディセゾン

業務提携先
住信SBIネット銀行、群馬銀行、滋賀銀行、福井銀行

その他、連携先
みずほ銀行、GMOペイメントゲートウェイ

※記事執筆時点

MFクラウドファイナンスの提携先は今後もどんどん増えてくることが予想されます。

MFクラウドファイナンスはトランザクションレンディングに近い

トランザクションレンディング

トランザクションレンディング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? トランザクションレンディングは最近話題の「フィンテック」の代表的な活用方法として注目されている融資手法です。

簡単に説明すると、ネットショップなどでカード決済サービスなどを提供している事業者は、一時的に出店者の売上を預かることになります。

例えば、Amazonや楽天にネットショップを開業すると、売上は一時的に楽天などに預かられた後に、店舗オーナーに払い出されます。

この仕組みが何を示すのかというと、Amazonや楽天は

という2つのメリットがあります。
これを活用して、その店舗の売上に基づいて融資の審査をして運転資金を融資し、一時的に預かる売上から回収するという方法がとれます。これなら、万が一返済が滞った場合でも、売上という担保があるので、楽天やAmazonはとりっぱぐれないということです。

従来の金融機関は事業者の業績などに基づいて審査をしていましたが、上記の方法であれば売上が担保と返済余力の証明になります。これが、トランザクションレンディングという新しい融資方法です。

いずれも、確実度の高いデータがサービス実現の「核」となっています。ビッグデータ時代だからこそ生まれたと言えますね。

GMOイプシロンとの提携を開始

MFクラウドファイナンスの第一弾として、マネーフォワードはGMOイプシロンとの提携を発表しました。

GMOイプシロンは、GMOペイメントゲートウェイの子会社で、トランザクションレンディングなどの先進的な融資サービスを提供しています。

MFクラウドの請求書や会計帳簿のデータを活用し、GMOイプシロンの与信審査に活かすという取り組みです。

この提携により、MFクラウド会計を利用する個人事業主や中小企業は、書類の提出が不要、最短即日で審査回答、無担保・無保証の融資が受けられます。

融資実行は初回利用で最短5営業日、2回目以降は最短2営業日となっており、銀行借入とは比較にならないほどのスピードです。

フィンテックで期待されるサービスのひとつ

当サイト「今日の経営」では、「IT・フィンテックで中小企業は進化する」という信念のもと、小規模な中小企業や個人事業主が簡単にIT・フィンテックサービスを利用できるよう、これからも様々なサービスをわかりやすく紹介していきます。

MFクラウドファイナンスについても、新しい情報が入り次第更新していきますので楽しみにしていてくださいね。

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