アルトアの審査は自動?オンラインレンディングで事業者融資を受ける方法

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アルトア

アルトアは、会計ソフト大手の弥生とオリックスが共同で設立した、オンライン融資を手がける会社です。

オンラインレンディングの「アルトア」が融資対象としているのは、自営業者(現在は法人のみ)です。(将来的には個人事業主も利用できるとのこと)

従来型の与信審査で必要だった決算書や事業計画書の提出は不要、AI(人工知能)を活用した事業者向けのスコアレンディングで最短即日の融資を実現します。

借入利率は決して低くはないのですが、借り換えを前提とした資金調達や、数ヶ月程度の短期借入としての利用に活用しやすいサービスです。

担保・保証人が不要で最短即日融資

加速

アルトアの大きな利点は、担保・保証人が不要であることです。(代表者保証も不要です)

銀行からの借入には「担保」の差し入れが必要となることが多いです。仮に無担保で借りることができたとしても、ほぼ必ず「代表者保証(代表者による連帯保証)」がつきます。

しかし、アルトアを活用した融資では、代表者保証も不要となっている点に注目です。

申し込みから融資実行までの手続きも簡単です。

  1. アカウントの登録(無料)
  2. 融資の申し込み
  3. 契約・融資実行

手続きがすべてオンラインで完結するため、決算書類の提出も不要です。また、印鑑なども必要ありません。

初回は本人確認の手続きがあるため、融資実行までに2~3日が必要です。しかし2回目以降は最短即日融資が可能です。

こうしたスピード感も、銀行借入と比較した場合のオンラインレンディングの優位性となります。

なぜ審査が速いのか

アルトアは、AI(人工知能)を使い、データによって自動審査を行う「データレンディング」を採用しています。

利用にあたっては弥生会計のデータ連携が必要となりますが、会計ソフトのデータを連携することで最新の経営状況が把握できるため、自動審査が可能となっているのです。

審査自体はAIを使えば時間はかかりませんので、人工知能が融資可能と判断したらすぐに最短即日融資が受けられる仕組みです。

なお、アルトアの審査結果は1ヶ月間有効です。審査を通過しても借入を行わないまま1ヶ月が経過すると、再度審査が必要となるので注意してください。

借入のシチュエーション

仕入れ

どのようなシチュエーションでアルトアが利用できるか考えてみました。

税金の支払い
手元に資金がなく税金の支払いに困った場合、アルトアのような短期資金の借入が利用できます。
資金繰りの改善
売上の増加によって一時的に資金繰りが厳しくなった場合の借入もおすすめです。ただし、このケースは低金利の融資への借り換えを前提としてアルトアを利用しましょう。
広告宣伝の強化
広告宣伝費を投下して売上を早期に回収できるのであれば、借入を行って広告活動を強化するのも良い使い方です。
急な出費
設備の修繕や事業のチャンスなど急ぎの資金が欲しい時に、オンライン融資による短期借入が活躍します。

これらのシチュエーションの中でも、私が実際に経験したことがあるのが、納税資金の支払いです。

税金の支払いを考えて手元に現金を残しておくのが理想ですが、急激な売上・利益の増加で想定以上の税金の支払いが発生することもあります。私自身、納税資金を借り入れによってまかなった経験があります。

また、広告宣伝の強化に短期資金を活用するのも賢い使い方です。

例えば、自社で販売している商品がテレビで取り上げられた場合などは、短期的に需要が拡大すると予想されるため、「稼ぎ時」と言えます。

このような一時的な需要はすぐに終わってしまうので、銀行と交渉している時間はなく、今日明日中にでも広告宣伝を強化すべきです。

広告宣伝費を投下することによって回収できる利益、つまりROIが支払利息などを含めた経費を上回るようであれば「資金を投下するほど利益が上がる」状態になります。

このようなシチュエーションでは、オンライン融資による短期資金を借入して広告宣伝を強化し、売上が回収できたタイミングで借りているお金を返済することで、戦略的に売上をアップさせることができます。

資金調達はリスクを伴いますが、上記の広告宣伝費の強化のような「攻めの経営」を実行するときの大きな武器となります。

アルトアの借入条件

アルトアの借入条件は以下の通りです。

借入利率は高めとなっていますが、オンラインレンディングで最短即日融資をしていること、無担保融資であり保証人も不要であるため、これは仕方ないと言えます。

しかし、数ヶ月程度の利用であれば利息の支払額はそこまで気にするレベルではありません。

例えば、50万円の融資をアルトアの最高利率である年14.8%で借りても、3ヶ月で返済すれば利息は18,501円で済みます

対象者 現在は法人のみ
融資可能額 50万円~300万円
金利 実質年率3.8%~14.8%
担保・保証人 不要
借入期間 最長12ヶ月
返済方式 元金均等返済 or 期日一括返済
お金の使いみち 事業資金のみ
融資手数料 0円
借入条件

・株式会社、有限会社、合同会社、合名会社、合資会社のいずれかであること

・弥生会計に1期(12か月)以上の仕訳を入力している方

・申し込み月の3ヶ月前まで仕訳入力をしている方

・履歴事項全部証明書に記載されている代表者住所・代表者確認資料(運転免許証等)の住所が一致している方

※将来的には個人事業主もアルトアの利用が可能になります。

大前提として、弥生会計を使っていることが条件となります。

長期の借入には向きませんが、アルトアでは最長でも12ヶ月での返済となっているため、経常的な借入にならないようにさえ注意していれば問題ありません。

長期の借入を考えている方は、あくまでも銀行借り換えを前提とした短期利用にとどめておくようにしましょう。

借入期間は12ヶ月の短期間となりますが、期限一括返済が選択できるのもアルトアのメリットです。

通常、銀行からの借入では元利均等返済か元金均等返済のどちらかが選択されるケースが多く、期限一括返済は選べないことがほとんどです。

当面は利息だけを支払い、12ヶ月後に元金を一括返済する」という柔軟な借り方ができるのも、アルトアの強みの一つとなっています。

業界大手のオンラインレンディングで安心

弥生

事業者が銀行以外から借入をする場合、代表的な金融機関は商工ローン(事業者向けの消費者金融業者)となります。(最近はビジネスローンとも呼ばれます)

商工ローンは借入利率は高いものの、審査スピードが速いことがメリットです。しかし、商工ローンの中には名前を聞いたことがない業者も多く「取り立てが厳しいのではないか?」などの不安もあります。

その点、アルトアのようなオンラインレンディングは安心感があります。

なぜなら、アルトアは会計ソフト業界大手の「弥生」の子会社だからです。おそらく弥生のことを知らない税理士はいないでしょう、それくらい有名な会社です。

また、弥生はオリックスの子会社でもあります。実は、弥生もアルトアも大企業のグループ企業なのです。

オリックス → 弥生(オリックスの子会社) → アルトア(弥生の子会社)

アルトアはオリックスと弥生が共同設立した会社ですが、オリックスからすると「孫会社」にあたる存在です。

業界大手が提供する融資サービスであれば、法外な利息を取られることもなく、また厳しい取り立てを強いられる心配もありません。

管理人はこう思う

管理人

ファイナンス+テクノロジーによって生まれた「フィンテック」を活用したサービスが近年、続々と増えています。

フィンテックには決済や送金サービスも多いのですが、密かに注目を集めているのが「AIを与信審査に使ったオンライン融資」の存在です。

すでにいくつかの業者がこの業界に参入していますが、「弥生会計」や「やよいの青色申告」で有名な弥生とオリックスの参入でさらに利用者層が広がるように感じます。

オンラインレンディングはまだスタートしたばかりであり、AI(人工知能)の与信モデルに対する信頼が不確定であるため、貸付金利は高めです。

しかし、オンラインレンディングが狙っているのは従来の「商工ローン(ビジネスローン)」の利用者層であると私は考えています。

銀行からの借入は、低金利であるというメリットがありますが、決算書や事業計画書を提出しなくてはならなかったり、審査に長い時間がかかることも多いです。また、担保を求められることも少なくありません。

しかし、商工ローンは「事業者向けの消費者金融」となるため、決算書や事業計画書の提出が不要だったり、担保が不要だったりします。審査もスピーディーなのですが、その代わりとして金利が高いというのが特徴です。

また、商工ローンは知名度の低い金融業者も多く、借入に際して不安を感じる経営者の方も多かったと思います。

一方で、アルトアのようなオンラインレンディングの場合、大手企業が運営していることが多いため安心感があります。

また、オンラインのみで審査・融資が完結するため、従来型の商工ローンと比較すると法人経営者の方にとって利用しやすいと思います。

あとは、融資可能額が拡大し、借入利率が下がればより活用しやすいサービスになりそうです。

アルトアでも、最低利率は実質年率3.8%となっていますが、やはり当初は年率10%以上の借入利率が設定されることが多いと思います。

借入金利が年10%を超えると支払利息が大きな負担になってきますので、短期借入を意図した利用にとどめ、長期の借入は銀行等の金融機関から行うようにしましょう。

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最後まで読んでいただきありがとうございました

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